Paul McCartney、新作『ダンジョン・レインの少年たち』のリリースを発表&「Days We Left Behind」が公開

Paul McCartney

ポール・マッカートニーはニュー・アルバム『ダンジョン・レインの少年たち(原題:The Boys of Dungeon Lane)』を5月29日にリリースすることを発表している。

2020年発表の『マッカートニーIII』以来、5年半ぶりとなる新作は若き日のリバプールで音楽の世界に足を踏み入れた頃の、これまで語られることのなかった思い出が明らかにされるものになるという。

「キャリア史上最も内省的なアルバム」と評される『ダンジョン・レインの少年たち』は「戦後のリヴァプールでの幼少期、両親の逆境力、ビートルマニアよりはるか以前のジョージ・ハリスンとジョン・レノンとの冒険についてオープンに書き、リスナーをリヴァプールの思い出、すべての始まりに導く」とされている。

アルバムのリリース発表に合わせてリード・シングル“Days We Left Behind”の音源とアルバムのトレイラー映像が公開されている。

リード・シングル“Days We Left Behind”はリヴァプールで「煙の立ち込めるバーと安物のギター」に明け暮れていた、名声を得る前の時代へと彼を誘うものとなっている。

「これは僕にとってまさに”思い出の歌”なんだ」と語っている。「アルバム・タイトルの『ダンジョン・レインの少年たち』はこの曲の歌詞から来ている。過去に置いてきた日々について考えていた。ただ過去について書いているだけではないかと思うことがよくあるが、では、他に何について書けるのだろう、とも思う」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「ここにはリヴァプールのたくさんの思い出がある。途中にはジョン・レノンとフォースリン・ロード、かつて僕が住んでいた通りについての部分もある。ダンジョン・レインはその近くにある。僕はスピークという労働者階級の地域に住んでいた。ほとんど何も持っていなかったが、それは問題ではなかった。周りの人たちは素晴らしかったし、自分たちが何も持っていないことにすら気づいていなかった」

アルバムの制作は、5年前にポールがプロデューサーのアンドリュー・ワットと紅茶を飲みながらアイデア交換をしたことから始まった。その時ギターを弾いていたポール・マッカートニーは、世界で最も成功している現役のソングライターである彼でさえ認識できないコードに偶然出会ったという。すぐに3つのコード進行を思いつき、アンドリュー・ワットに促されてレコーディングに取り掛かったところ、それがアルバムのオープニング・トラック“As You Lie There”になった。

1970年発表の伝説的なソロ・デビュー・アルバム『マッカートニー』の精神を受け継ぎ、ポール・マッカートニーはアルバムのほとんどの楽器を自ら演奏し、クレジットはすべて彼自身となっている。プレス・リリースではアルバムの多様性について「ウイングス・スタイルのロック、ザ・ビートルズ・スタイルのハーモニー、マッカートニー・スタイルのグルーヴ、控えめで親密な表現、メロディーが主導するストーリーテリング、キャラクターを描いた曲――そのすべての共通点は“ポール”である」と評されている。

ポール・マッカートニーは近年、ザ・ビートルズ解散後のウイングスの時代を振り返っており、昨年はアンソロジー・アルバムとドキュメンタリー作品『マン・オン・ザ・ラン』に先駆けて、著書『ウイングス:ザ・ストーリー・オブ・ア・バンド・オン・ザ・ラン』も刊行されている。

また、昨年はザ・ビートルズの『アンソロジー』シリーズについて新刊書籍、続編アルバム、ドキュメンタリー・シリーズが展開されている。今後はサム・メンデス監督によるビートルズの伝記映画4作品の撮影が予定されており、ポール・メスカルがポール・マッカートニーを、ジョセフ・クインがジョージ・ハリスンを、ハリス・ディキンソンがジョン・レノンを、バリー・コーガンがリンゴ・スターを演じる。

リリースの詳細は以下の通り。

ポール・マッカートニー
『ダンジョン・レインの少年たち』
Paul McCartney / The Boys of Dungeon Lane
2026年5月29日発売
通常盤CD: UICY-16448 / 3,300円(税込) / SHM-CD仕様
デラックスCD: UICY-80751 / 5,500円(税込) / SHM-CD仕様 / 日本独自企画盤 / 7インチ紙ジャケット仕様 / 封入特典予定
*直輸入盤仕様LPも取り扱い予定
1. As You Lie There アズ・ユー・ライ・ゼア
2. Lost Horizon ロスト・ホライズン
3. Days We Left Behind デイズ・ウィ・レフト・ビハインド
4. Ripples in a Pond リップルズ・イン・ア・ポンド
5. Mountain Top マウンテン・トップ
6. Down South ダウン・サウス
7. We Two ウィ・トゥー
8. Come Inside カム・インサイド
9. Never Know ネヴァー・ノウ
10. Home To Us ホーム・トゥ・アス
11. Life Can Be Hard ライフ・キャン・ビー・ハード
12. First Star of the Night ファースト・スター・オブ・ザ・ナイト
13. Sailsman Saint セイルズマン・セイント
14. Momma Gets By ママ・ゲッツ・バイ

関連NEWS

  1. Paul McCartney

    Paul McCartney、Andrew Wattとセッションをすることになった経緯が明らかに

  2. Paul McCartney

    Paul McCartney、新型コロナウイルスの原因と見られる中国の市場について語る

  3. Paul McCartney

    Paul McCartney&Wings、「Band on the Run」のUnderdubbed Mix音源が公開

  4. Paul McCartney

    Paul McCartney、最新作『エジプト・ステーション』に収録曲を追加したデラックス盤のリリースが決定

  5. ポール・マッカートニー、『ホワイト・アルバム』時代のバンドの不仲について振り返る

  6. Paul McCartney

    Paul McCartney、『McCartney III 』より「Slidin’」のMV公開

  7. Paul McCartney

    Paul McCartney、かつてThe BEATLESの歌詞を引用した手紙をプーチン大統領に送ったことが明らかに

  8. Paul McCartney

    Paul McCartney、『マッカートニーIII IMAGINED』のスペシャル・エディションの詳細が決定

  9. Paul McCartneyとRingo Starr

    Paul McCartneyとRingo Starrによる未発表デモ音源がオークションに

  10. The Beatles

    Paul McCartney、The Beatlesの解散時にバンドを訴えたことを振り返る

  11. ポール・マッカートニー、待望の新作を引っ提げた来日公演が10〜11月にかけて正式決定

  12. Paul McCartney

    Paul McCartney、写真展「Eyes of the Storm」日本版のオープニング・セレモニーが開催

  13. ポール・マッカートニー、9月リリースの新作より新曲“Fuh You”のリリック・ビデオが公開

  14. Paul McCartney

    Paul McCartney、2025年の新年の抱負としてアルバムを完成させると語る

  15. Ringo Starr

    Ringo Starr、最新作でJohn Lennonによる楽曲をPaul McCartneyとカヴァーした心境を語る