クイーンのギタリストであるブライアン・メイは、世界各国で興行的な成功を収めている映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じているラミ・マレックの演技を称賛している。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』には公開された当初から賛否両論のレヴューが寄せられている一方で、主演のラミ・マレックの演技については批評家たちからこぞって称賛が寄せられている。
ブライアン・メイは今回「ミスター・ロボット」への出演でも知られるラミ・マレックの演技について改めて称賛し、これから発表される様々な映画賞へのノミネートが取り沙汰されてもいいはずだと語っている。
「彼は素晴らしいよ……間違いなく彼はアカデミー賞にノミネートされるだろうし、受賞するに値するよ」とブライアン・メイはプレス・ アソシエーションに語っている。
「僕たちが彼をフレディだと思ってしまうくらいに、彼はフレディに乗り移っているんだ。本当に驚異的だよ」
ブライアン・メイは続けて、本作が世界的な成功を収めていることに言及して次のように語っている。「俺たちは9年くらいこのプロジェクトに取り組んできたわけで、こんなにもうまくいっていることを嬉しく思っているよ」
「俺たちのアルバムのいくつかに書かれていたようなひどいレヴューから始まったこの映画だけど、たくさんの人たちに受け入れてもらえたんだ。この映画には、全員が200%をつぎ込んだんだよ。出演者も、技術スタッフも、ヘアメイクやメイク担当の人たちも、全員がね」
ブライアン・メイは本作で自身を演じているグウィリム・リーにも言及して、次のように述べている。「中途半端な反応は返ってきていないからね。俺を演じている彼も、あらゆる賞を受賞できるはずだよ」
一方、ラミ・マレックは先日、演じる中でフレディ・マーキュリーのプライベートな側面を探求しようとしたことを明かしている。
ラミ・マレックは『フー』誌とのインタヴューの中で、役作りとしてフレディ・マーキュリーの動きを勉強していた際、「本能的にもっと探求したい」と感じたことを明かしている。
「彼がステージに立つと、力強さや優雅さが伝わってくるんだけど、それは彼自身から生じているものだっていうことに気がつくんだ」とラミ・マレックはフレディ・マーキュリーの初期の資料から学んだことについて語っている。「つまりさ、頭のてっぺんから爪先まで全身レザーの衣装に身を包んで、グラスでシャンパンを飲みながら、オーディエンスによかったら裸になってくれなんて言えるアーティストはそう多くはいないわけでね。彼は今でも、そういう高貴な雰囲気を放っているんだ」