ワンダーミンツのギタリストであるニッキー・ワンダーが亡くなった。享年59歳だった。
訃報については米『ローリング・ストーン』誌が報じている。訃報を受けて、長年、ニッキー・ワンダーを自身のバンドのギタリストとして起用してきたブライアン・ウィルソンは声明を発表している。
「今日は実に悲しい日だ」と声明は始まっている。「深い後悔のなか、昨晩、眠っている最中にニッキー・ワンダーが亡くなったことを伝えるよ。想像してもらえる通り、僕らはショックの状態にある。でも、今夜の公演で彼を讃えるつもりだよ。ニッキー・ワンダーは僕のお気に入りのギター・プレイヤーだった。彼の指使いがずっと大好きだったんだ。彼はロックンロールな奴で、素晴らしいシンガーでもあった。彼は社交的で、すごく素敵な人で、本当に愉快な人だった。今日はずっと泣いているよ。彼は言葉を超えて惜しまれることになるだろう。彼の妻であるスーザン、家族全員、友人、ファンにお悔やみを申し上げます。愛してるよ、ニッキー。愛と慈悲を」
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ニッキー・ワンダーことニック・ワルスコはダリアン・サハナジャと1992年にワンダーミンツをスタートさせ、セルフタイトルのデビュー・アルバムを1995年にリリースしている。ワンダーミンツの最後のアルバムは2002年発表の『恋する気持ち』となっている。
1999年からはブライアン・ウィルソンのツアー・バンドを務め、2004年に37年を経て完成したアルバム『スマイル』にも参加している。