オジー・オズボーンは健康面での様々な災難を経験したこの1年について「人生で一番最悪な1年」だと語っている。
今年4月、オジー・オズボーンは自宅で転倒して怪我を負ったとして、今年に予定されていたツアーの全日程を来年に延期することを発表している。オジー・オズボーンは今年2月にウイルス性疾患の合併症のために病院に入院していたほか、昨年の10月にもブドウ球菌による感染症が原因で入院していた。
オジー・オズボーンは「シリウスXM」内のチャンネル「オジーズ・ボーンヤード」の番組に出演して、近しい友人であるギタリストのビリー・モリソンに一連の健康問題について語っている。
オジー・オズボーンは「2019年は今のところどんな1年か」という質問に次のように答えている。「人生で一番最悪な1年だよ。首をケガしたり、肺炎を患って、血栓もできたわけでね……控え目に言っても、今のところは盛りだくさんな1年だね。今年は苦しんでばかりだよ」
「フェアウェル・ツアーをやっていて、途中までは順調だったんだけどね」とオジー・オズボーンは続けている。「声の調子もこれまで以上によかったし、幸せを感じていたよ。少しの休息期間に家へ帰って、その時に2本の指にブドウ球菌が感染したんだ。その理由は神のみぞ知るっていう感じだね」
「それが完治して、その後で大晦日にロサンゼルスのザ・フォーラムで公演をやった。現時点で最後の公演をね。というのも、翌年のある日、トイレに起きた時に足を踏み外して、思い切り転んでしまったんだ」
オジー・オズボーンは自宅で転倒した時のことを次のように振り返っている。「君が覚えているかは分からないけど、俺は数年前に四輪バイクで事故を起こしているんだ。その時に怪我を負って、とりあえずの処置はされていたんだけどね。ここ10年くらいは右腕に痺れを感じていたんだ。大晦日の後に転んでしまった時は、倒れながら『やっちまったな』って思ったね」
「それから(妻の)シャロンを呼んだんだけど、『何やってるのよ?』って言われてね。その時は深夜の2時だったんだけど、『首をケガしたかもしれない』って伝えたんだ。そうしたら、『あらやだ、ベッドに戻りなさい』って言われてね。『そうじゃない。救急車を呼んでくれ』っていうさ。そんな感じだったよ」
オジー・オズボーンのインタヴューはこちらから。
先日、オジー・オズボーンは米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューの中で、首を手術した後で「これまでの人生で経験したどんなものも上回るような苦しみ」を経験したことを明かして、手術からの回復期間中は忙しくするために音楽をレコーディングしていたと語っている。
オジー・オズボーンは回復期間中に9曲をレコーディングしたことを明かして、それらの楽曲を『リキュペレイション(療養の意)』というアルバムとしてリリースしたいと冗談を飛ばした上で次のように語っている。「一番憂鬱だったのは、『もう一度マトモに歩くことはできるのか?』って考えてしまうことでね。『またパフォーマンスすることはできるのだろうか』っていうさ」
「『また寝転がって(ドキュメンタリーの)『ワールドアット・ウォー(原題)』を観てしまったら、何もしなくなるだろうな』って思ったんだ。少しでもできることをやろうと思ってね。それで、取り組んでいるんだ」