リアム・ギャラガーはオアシスが再結成する可能性に言及して、口論を繰り広げ続けている兄のノエル・ギャラガーとの関係性は「既に終わって」いると語っている。
リアム・ギャラガーは米『ビルボード』誌のインタヴューに応じて、オアシスの再結成を妨げている要因は何かという質問に次のように答えている。「ノエルの周囲にいる奴らが俺たちを引き離そうとしているんだよ」とリアム・ギャラガーは語っている。「俺にはもう(和解のために)アイツに差し出すオリーヴの枝などないよ。やるべきことはやったよ」
「『彼のことをポテトと呼ぶことをやめれば、彼もバンドを再結成してくれるんじゃないか』みたいなことを、みんなに言われるんだけどさ。あの間抜けはバンドを再結成したがらないんだ。あいつは自分が中心でありたいと思っているんだからね。あいつにはそういうほうが合っているんだよ。もしもあいつが今書いている音楽がオアシスに属するものだっていうのなら、俺はマジで驚くね。俺たちは離れていたほうがいいんだ」
リアム・ギャラガーは続けて、今はかつてないほどにオアシスの再結成の可能性が低くなっていると思うかという質問に次のように答えている。「間違いないね。俺はくだらないことをツイートしたり、インターネットで散々なことをやらかしてきたけど、まあそれも人生だからな。あいつだってくだらないことをやっているからね。けど、それよりも前に既に終わっていたんだよ」
「オアシスを簡単に解散させることなんてできないわけでさ。思うにあいつはソロ・キャリアを追求して、ディスコの仲間たちとしょうもないディスコの音楽を作りたかったんだろ。あいつらはそれが俺には合わないことが分かっていたんだ。俺があいつのことをポテトと呼んでいることとは関係ないよ」
また、オアシスが2019年にデビューしていたら1990年代当時と同じような成功を収めていたかと思うかという質問には次のように答えている。「いや、俺たちの全員が牢獄行きになるだろうな」とリアム・ギャラガーは応じている。「最近は何もかもにポリティカル・コレクトネスがかかるからね。正しいやり方で屁をこく必要があるんだ。俺にしてみたら、世の中は堅すぎるよ。契約にすらこぎ着けないだろうね」
リアム・ギャラガーは9月20日にソロ・セカンド・アルバムとなる新作『ホワイ・ミー?ホワイ・ノット』をリリースしている。
また、リアム・ギャラガーはイギリスやアメリカで公開されてきたドキュメンタリー『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(原題)』が2020年に日本公開されることも決定している。