Awesome City Club、2021年最後のワンマンライブ。さらなる弾みをつける特別な一夜に。

atagiが「せっかくのライブだからみんなと一体になりたくて、クラップを使う曲を用意してきました。みなさん、一緒にクラップしてくれますか?」と呼びかけて始まった“SUNNY GIRL”からはゴスペルクワイヤに加え、サックス、トランペット、トロンボーンのホーンセクションも加わり、総勢15名による華やかなパーティーモードに突入していく。

Awesome City Club

その盛り上がりをさらに加速させたのが、“湾岸で会いましょう”でゲストとして迎えられたラッパーのPES。「心で叫べ!セイ、ホー!」とオーディエンスを煽ると、サビでは一斉に手が振られ、atagiとPORINと一緒にステップを踏んだりと、一曲で場内の温度をさらに上げてみせた。さらに、ホーンセクションのソロをフィーチャーした“but xxx”を続けると、華やかなディスコストリングスが印象的なオーサムのライブアンセム“Don’t Think, Feel”へ。モリシーが中毒性のあるループフレーズを弾き、サビでは声は出せなくとも手を挙げてコール&レスポンスが行われ、この日一番の一体感が生まれていた。

Awesome City Club

「最高です!」とPORINが笑顔を見せ、3人で濃密な一年を振り返ると、再びPORINが「このバンドは今までいろんなストーリーがあって、苦難もあったけど、こうやって最高の景色をいま見れているのは、自分たちの感性を信じて、ここまで歩みを止めずに進んできたからだと思っています。そんな想いを書いた曲を聴いてください」と語り、“Okey dokey”を披露。〈迷う間も無く変わり続けた いばら道がよく似合う 僕らは不器用に進んで 真実は今ここにある〉といった歌詞がスクリーンに映し出され、メッセージとして伝えられると、最後に披露されたのはこのステージに3人を導いた“勿忘”。花開く映像とともにリリカルなメロディーと熱い演奏を届け、本編を終えた。

Awesome City Club

アンコールでは4枚目のフルアルバムのリリース、2年ぶりの全国ツアー開催が発表され、PORINが「2021年はお花が咲いたような、実りの多い一年だったんですけど、2022年もまた新しい、美しい、きれいなお花を咲かせようと思いますので、ぜひついてきてください」と呼びかけ、オーサムの冬ソングの定番“青春の胸騒ぎ”を披露。最後はatagiが「これからの僕たちに期待してほしいという想いで、今の僕たちの想いが詰まった最新の楽曲でお別れしたいと思います」と伝え、リリースされたばかりの新曲“雪どけ”を雪が降る映像とともに届けて、感動的にライブが締め括られた。

TEXT:金子厚武
LIVE PHOTO:後藤啓太

Awesome Talks One Man Show – to end the year –

– Set List –
Playlist:https://ACC.lnk.to/toendtheyear

1.you
2.夏の午後はコバルト
3.color
4.またたき
5.Sing out loud, Bring it on down
6.Fractal
7.アンビバレンス
8.Lesson
9.Cold & Dry
10.Moonlight
11.台湾ロマンス
12.燃える星
13.タイムスペース
14.SUNNY GIRL
15.湾岸で会いましょう feat. PES
16.but xxx
17.Don’t Think, Feel
18.Okey dokey
19.勿忘
En1.青春の胸騒ぎ
En2.雪どけ

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