ジェイムス・テイラーは初のスタンダード・カヴァー・アルバム『アメリカン・スタンダード』を2月28日に世界同時リリースすることが決定している。
2015年にリリースされた前作『ビフォア・ディス・ワールド』は全曲自作のオリジナルで構成されていた作品で初の全米1位を獲得したが、本作『アメリカン・スタンダード』は長いキャリアの中で初となるアメリカン・スタンダード集で、ジェイムス・テイラーのほか、長年コラボレーションしてきたプロデューサーのデイヴ・オドネルに加え、スタンダード作品に定評のあるジャズ・ギタリストのジョン・ピザレリの3人での共同プロデュース作品となっている。
アルバムからは本日より“Teach Me Tonight”が先行で公開されている。
“Teach Me Tonight”は1953年にサミー・カーンとジーン・デポールが書き、翌54年にジョー・スタフォードの歌でヒットしたナンバーで、その後もフィービ・スノウやエイミー・ワインハウスなどのカヴァーでも知られている。
アルバムには、このほかオードリー・ヘップバーン主演の1961年公開の映画『ティファニーで朝食を』の劇中歌で日本でもよく知られる“Moon River”やライアン・オニールとテータム・オニール共演の1973年の映画『ペーパー・ムーン』の“It’s Only a Paper Moon”、ビリー・ホリデイの代表曲“God Bless The Child”などが収録される。
Photo Credit: Norman Seeff