Matt Healy、ツイッターを止めていた理由について語る

Matt Healy

ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは新たなインタヴューでツイッターを止めていたことについて語っている。

マット・ヒーリーは2020年に“Love It If We Made It”へのリンクを含むジョージ・フロイドに関する投稿を行ったことで批判されて、ソーシャル・メディアのアカウントを停止していた。

46歳のアフリカン・アメリカンだったジョージ・フロイドは2020年5月にミネソタ州の地元警察に拘束されて亡くなっており、警官のデレク・ショーヴァンがジョージ・フロイドの首に膝を押し当てる動画が拡散されていた。

ジョージ・フロイドの死は世界的な抗議運動を巻き起こし、ブラック・ライヴス・マター運動が復興することになった。昨年、デレク・ショーヴァンは第二級殺人の罪を宣告されて、22年半の禁固刑に処されている。

ジョージ・フロイドの死を受けてマット・ヒーリーは「もし『すべての人の命が大切だ』と思うなら、黒人の命を奪うことは止める必要がある」とツイートしていた。この投稿には“Love It If We Made It”へのリンクが添えられており、同曲には「Selling melanin and then suffocate the Black men(メラニンを売って、黒人を苦しめる)」という一節がある。

その後、マット・ヒーリーは「ごめん。あのツイートに自分の曲のリンクを置いたのは自分のためにしようとしたからではなく、文字通りあの曲がこのひどい状況についてであり、ツイッターよりも雄弁に語ってくれるからなんだ」と謝罪している。その後、ツイートは削除されている。

『ピッチフォーク』による新しいインタヴューでマット・ヒーリーはこの件について次のように説明している。「ツイッターから逃げ出したわけじゃない。ただ『文化における戦争に書きたくても、その手先にはなりたくない』と思ったんだ」

マット・ヒーリーはツイッター以前は読書によって「人々が物事を真剣に受け止めていた」とも語っている。

「アーティストには僕らの多くが取れないリスクを取ってくれる、タバコを吸うボヘミアン的なアウトサイダーであってほしいと思っていた。今はオンラインだと特に、リベラルな学者であってほしいという感じなんだよ」

ソーシャル・メディアへのアプローチが新作の制作に与えた影響についてマット・ヒーリーは次のように語っている。「このアルバムに入っているすべての単語について2年間、考えてきた。一つのツイートには20秒しか考えないからね」

「アルバムは1000万人に届くけど、ツイートは10億人に届く可能性がある。数字が合ってないんだよ。アルバムのためなら死んでもいいけど、ツイートのために死にたくない。平均的なことをたくさん言うよりも、少なくてもいいから、いいことを言ったほうがいいからね」

最近、マット・ヒーリーは「@MatthewTHealy」というアカウントでツイッターに復帰しており、プロフィールには「きっとうまくいく」と書かれている。

通産5作目となる『ビーイング・ファニー・イン・ア・フォーリン・ランゲージ(原題)』はダーティ・ヒットより10月14日にリリースされる。新作『からは最初の楽曲として“Part Of The Band”が公開されており、2曲目として“Happiness”も公開されている。

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