11月27日にリリースの『井上陽水トリビュート』全15アーティスト15曲のダイジェスト動画が公開された。
同作は、井上陽水デビュー50周年を記念したトリビュートアルバム。幅広い世代から豪華なアーティストが参加し、井上陽水の名曲の数々をトリビュートする。
今回のダイジェスト動画公開とあわせて収録曲順も発表に。1曲目はヨルシカの「Make-up Shadow」で幕を開け、ボーカル・suisのイノセントな声と、妖しげな歌詞が調和を見せるという。2曲目は槇原敬之が陽水のヒット曲「夢の中へ」を大胆なアレンジでカバー。陽水が中森明菜に提供した「飾りじゃないのよ 涙は」をカバーするKing Gnuは、陽水とも中森明菜とも異なる色気を醸し出す。椎名林檎が歌うのは「ワインレッドの心」。本人曰く「軽妙に書かれている言葉を、重苦しくより深刻に響かせるべく取り組んだ」が、「最後はついスウィングしてしまいました」というカバーに。宇多田ヒカルは、自身の二十歳の誕生日イベント『20代はイケイケ!』でも歌唱した「少年時代」をカバー。ウルフルズはNHK『ブラタモリ』のオーブニングテーマとなっている「女神」をウルフルズらしい、肩ひじ張らない楽しげなアレンジに。山口百恵への提供曲「クレイジーラブ」を一発録音でカバーしたという田島貴男は、ブルージーなサウンドが魅力的な楽曲となった。福山雅治「リバーサイド ホテル」は、淫靡な歌詞が、色気のある歌声で存分に感じられるアレンジとな っている。
今回の参加アーティストの中で唯一、陽水と同世代の細野晴臣は、自身が原曲でもアレンジを担当した「Pi Po Pa」。セルフリメイクとも言うべき、分解再構築したアレンジとなっている。アーバンなR&Bを聴かせるiriは、陽水初期の名曲「東へ西へ」をカバー。ロックンロールバンド・SIX LOUNGEによる「Just Fit」は、武骨なアレンジで、男女のめくるめく夜を荒々しく描いている。斉藤和義は陽水の曲の中で格別好きだという「カナリア」をアメリカの荒野を感じさせるようなサウンドメイキングでカバー。井上陽水とこれまでもコラボしてきたサルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスは「ダンスはうまく踊れない」。ACIDMANは陽水自身も楽曲の意味を問いながら歌っているという「傘がない」。大木伸夫(Vo/Gt)は「今も変わらぬ人間の切なく正しい矛盾を、僕なりの解釈でカバーした」という。アルバムの最後を飾るのは「最後のニュース」。30年経っても色あせないメッセージをKREVAがそのラップとトラックメイキングで鮮やかに演出するとのこと。
■リリース情報
『井上陽水トリビュート』
発売日:2019年11月27日(水)
価格:¥3,000(税込)
<収録内容 >
1.ヨルシカ 「Make-upShadow」
2.槇原敬之 「夢の中へ」
3.KingGnu 「飾りじゃないのよ涙は」
4.椎名林檎 「ワインレッドの心」
5.宇多田ヒカル 「少年時代」
6.ウルフルズ 「女神」
7.田島貴男(ORIGINALLOVE) 「クレイジーラブ」
8.福山雅治 「リバーサイドホテル」
9.細野晴臣 「Pi Po Pa (Reiwa mix)」
10.iri 「東へ西へ」
11.SIXLOUNGE 「JustFit」
12.斉藤和義 「カナリア」
13.オルケスタ・デ・ラ・ルス 「ダンスはうまく踊れない」
14.ACIDMAN 「傘がない」
15.KREVA 「最後のニュース」
トリビュート動画はこちら
■関連リンク
『井上陽水トリビュート』特設サイト