マニック・ストリート・プリーチャーズのジェームス・ディーン・ブラッドフィールドはセカンド・ソロ・アルバムをリリースすることを発表している。
2006年発表の『ザ・グレート・ウエスタン』に続くソロ・アルバムとなる『イーヴン・イズ・イグザイル』は8月14日にリリースされる。歌詞はニッキー・ワイアーの兄で、ウェールズの著名な詩人・脚本家のパトリック・ジョーンズが手掛けている。アルバムはチリ人ミュージシャンで教師にして政治活動家だったヴィクトル・ハラの人生と死に影響を受けている。ジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは10代の頃からパトリック・ジョーンズとヴィクトル・ハラが好きだったという。
「パトリック・ジョーンズの家族が自分の人生に与えた影響は途轍もないよ」とジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは『NME』に語っている。「このアルバムを書いている時、日曜の夜に父親に会いに行って、1時間誰とも話さないようなことを話すというルーティーンがあったんだ。そして、パトリック・ジョーンズについてはヴァリーまで車で会いに行って、彼が読んだものや考えていることを教えてもらって、何冊か本を紹介してもらうんだ。これは16歳の時からやっているんだ」
ジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは次のように続けている。「パトリック・ジョーンズもニッキー・ワイアーも父親と母親を病気で失って大変な時期だったんだ。それを乗り越えようとパトリック・ジョーンズは普段以上に書いていた。パトリック・ジョーンズやニッキー・ワイアー、リッチー・エドワーズといった人たちは書くのが好きで、出版されたものなんて求めていないんだ。パトリックは試練を乗り越えようとしていたんだと思う。それで、僕もそれでなにかやりたいと思ったんだ」
アルバムからは先週“There’ll Come A War”と“Seeking The Room With The Three Windows”の2曲が公開されており、今回“The Boy From The Plantation”が公開されている。
それぞれの音源はこちらから。