第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され<カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞>を受賞し、その他各国の映画祭で数々の受賞&ノミネートを果たした『LETO -レト-』が、本作の本編映像を解禁した。
このたび解禁となった本編映像は、ニューヨークのパンクロックシーンで、知的なサウンドで異彩を放ったトーキング・ヘッズの名曲「サイコ・キラー」を、列車内で乗客を巻き込みながら歌うシーン。
流血した若者が、現実への不満を発散するかのように歌い始めると、ユニークなアニメーションが音楽と映像に合わせて躍動。
ミュージックビデオのような様相を呈しながらも、乗客の持ち物を利用したり、乗客がコーラスに参加したりと、その場にいるすべての人を巻き込んで進行する、ミュージカルのような一体感も垣間見える。
ロックミュージックと西洋の影響に敵対的なソ連当局に対して、規制に縛られた鬱憤を晴らすように、そして純粋なパッションに突き動かされるように、「殺すなら殺せ!俺は社会のクズだ」と、反逆の熱気を爆発させる場面も。さらに、色のないモノクロの世界に、若者たちの新しい色が加えられるように、ポイントカラーで赤く塗られた遊び心ある演出も映し出されている。
中毒性の高いパンクロックの名曲「サイコ・キラー」に彩られた映像は、様々な技法と演出が施され、今までにない全く新しい音楽映画を期待させる。
純粋なパッションに突き動かされた若者のパワーは、誰にも止めることができない!ロックンロールに恋した若者たちの、ひと夏の眩い輝きを描いた映画『LETO -レト-』は、7月24日(金)より公開。