イ・ソンミンとユ・ジェミョンが競演する韓国映画『ビースト』の予告編と場面写真が解禁し、白石和彌監督のコメントも到着した。本作は10月15日(金)より、kino cinéma横浜みなとみらい、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma天神ほかにて全国順次公開します。
このたび解禁となった予告編は、犯人逮捕のためなら手段を選ばないハンス(イ・ソンミン)が、どれだけ犯人逮捕を重ねてもこの世から犯罪は消えないという絶望感を抱えるシーンから始まる。
続いて描写されるのは、干潟で切断された左手を見つけるミンテ(ユ・ジェミョン)。この猟奇的な犯行の操作に行き詰ったミンテは、かつての相棒だったハンスへ協力を仰ぐがあっさり断られてしまう。一方、ハンスは情報屋のチュンベ(チョン・ヘジン)から、彼女の犯罪を見逃すことを条件に、猟奇殺人事件の犯人を教えると持ち掛けられる。
結果的にチュンベの共犯になってしまったハンス。彼の捜査方法に危険を感じたミンテは忠告するが、ハンスは歯牙にもかけない。やがて事件の闇の深さに気付いた二人は、捜査を進めるにつれ抜けられない泥沼へとハマっていく…犯人逮捕のために己の信じる正義を貫いてきた二人だが、その正義は彼らを思いもよらぬ方向へ誘っていく。様々な選択肢があった中、運命の歯車はどこで狂ってしまったのだろうか。そして二人が最後に辿り着いた極地とは―!?この続きは是非とも本編をご覧頂きたい。
また、『孤狼の血 LEVEL2』(公開中)、『孤狼の血』(18)、『日本で一番悪い奴ら』(16)などで、極限の人間心理を描き出すことに定評のある白石和彌監督より、「ノワール映画として最高」と絶賛コメントが到着した。
【白石和彌監督コメント全文】
正義が歪み、運命も歪み、見ている観客の倫理も歪む。腹の底に溜まる粘りのある感情の出口はなかなか見つからない。それでも、どうしようもなくこの映画に惹かれてしまうのは、ノワール映画として最高だからだ。韓国ノワールはまだまだ突き進む。
ビースト
監督:イ・ジョンホ
出演:イ・ソンミン、 ユ・ジェミョン、チョン・ヘジン、チェ・ダニエル
2019年/韓国/韓国語/130分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:비스트/英題:THE BEAST/字幕翻訳:李静華 映倫 G
提供:木下グループ 配給:キノシネマ
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