女優のスーザン・サランドンはデヴィッド・ボウイが2016年に亡くなる前に最後にした電話について語っている。
1983年公開の映画『ハンガー』で共演したデヴィッド・ボウイとスーザン・サランドンは過去に交際もしており、亡くなる前の数ヶ月で「語らなければならなかったこと」について話をしたと明かしている。
「幸運にも亡くなる直前の数ヶ月、彼とは近い関係にあったの」とスーザン・サランドンは『メール・オン・サンデー』紙のインタヴューで語っている。「再び私のことに気づいてくれたのよ。お互いに話をして、語らなければならなかったことについても話をしたわ」
「彼は当時どういう状況なのかについても語ってくれて、幸運にも会うことができたのよ」
2人はデヴィッド・ボウイが手掛けたミュージカル『ラザルス』のニューヨークで行われたプレミアで亡くなる1ヶ月前に会うことができたとのことで、その後も一度だけ電話をしたが、はっきりと覚えていないとスーザン・サランドンは語っている。
「眠れなくて強力な睡眠薬を飲んでいたの」と彼女は語っている。「そうしたらデヴィッドが電話をかけてきてくれて会話をした夢を見た。『これって実際に電話したのかしら?』と思って、電話のところに行ったら、彼が電話をかけてきてたのよ。でも、何を喋ったのか、まったく覚えていないわ」
「彼はその1週間後に亡くなった。本当に悔しかった」
スーザン・サランドンは妻のイマン・アブドゥルマジドに対しても賛辞を寄せており、交流を持っていることを明かしている。「妻のイマンのことは大好きなの。彼と同じくらいの背の高さでしょ。彼と一緒になる運命だった人よね。彼女とは連絡を取り続けてきたわ」
デヴィッド・ボウイは最後のアルバム『★(ブラックスター)』をリリースした2日後に肝臓ガンで亡くなっている。
先日、デヴィッド・ボウイは11月26日にリリースされる「エラ」シリーズの第5弾となるボックスセット『ブリリアント・アドヴェンチャー(1992-2001)』と1月7日にリリースされる『トイ』のボックスセットより“Karma Man”と“Silly Boy Blue”の未発表バージョンが公開されている。
デヴィッド・ボウイは75回目の誕生日を迎えることを記念して、今月ロンドンとニューヨークにポップアップ・ストアがオープンすることも決定している。