ミア・ハンセン=ラブ監督の最新作『ベルイマン島にて』が4月22日(金) よりシネスイッチ銀座他全国順次公開、イングマール・ベルイマンを敬愛する映画監督カップルが島でひと夏を過ごす様子、そして主人公が書き始めた脚本の劇中劇の場面写真を解禁した。
劇中に登場する部屋(繰り返しになるが、これらが実際にベルイマン監督作の撮影に使われたり、彼の仕事部屋なのだ)はどれも木をふんだんに使ったぬくもりが感じれるナチュラルかつ洗練されたインテリアで、ベルイマンファンや映画ファンはもちろんのこと、北欧インテリア好きも見逃せない。陽光に包まれる巨匠の仕事部屋に吸い寄せられるクリスを切り取ったカットは、聖地に足を踏み入れようとしているかのような1枚だ。
そこかしこに巨匠の息吹が宿る島や部屋での旅暮らしの中で、クリスは自身の実らなかった初恋を投影した次回作の脚本執筆に取り掛り、その構想は本篇中でエミリー(ミア・ワシコウスカ)を主人公とした劇中劇として描かれる。劇中劇を切り取ったカットには、北欧の夏の溢れんばかりの清涼感と、自分ではコントロールできないエミリーの恋の情熱や切なさが詰め込まれている。
その他の解禁になった写真には、海に行っても、草原を散歩しても、どこか心晴れない様子のクリスが写っている。彼女が“聖地”でインスピレーションを得て創作したストーリーの先にあったものとはいったいー?
憧れの人物の存在を全身で感じることのできる島で展開されるクリスの物語、クリスが生み出す劇中劇として紡がれるラブストーリーの行方、そして、クリスの目を通して目撃されるベルイマンの所縁の部屋や品々。ここでしかできない貴重な体験を是非スクリーンで堪能いただきたい。
ベルイマン島にて
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ『未来よ こんにちは』『あの夏の子供たち』『EDEN/エデン』
出演:ヴィッキー・クリープス『ファントム・スレッド』、ティム・ロス『海の上のピアニスト』、ミア・ワシコウスカ『アリス・イン・ワンダーランド』、アンデルシュ・ダニエルセン・リー『パーソナル・ショッパー』
原題:BERGMAN ISLAND│2021年│フランス・ベルギー・ドイツ・スウェーデン│英語│113分│カラー│スコープ│5.1ch│日本語字幕:平井かおり│映倫区分:G(一般)
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ 後援:スウェーデン大使館
URL:bergman-island.jp
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