ザ・ビートルズは『リボルバー』のスペシャル・エディションが来月リリースされることが決定している。
先月、伝説的なプロデューサーであるジョージ・マーティンの息子であるジャイルズ・マーティンが予告していた通り、『リボルバー』はスペシャル・エディションのリリースが決定しており、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、『ホワイト・アルバム』、『アビイ・ロード』、『レット・イット・ビー』に続く形となっている。
1966年8月にリリースされた『リボルバー』のスペシャル・エディションには新たなステレオおよびドルビーアトモス・ミックスなどが収録される。
オリジナル・アルバムに収録の14曲はプロデューサーのジャイルズ・マーティンとエンジニアのサム・オケルによって、1966年のモノのマスター・テープを使ってステレオとドルビー・アトモスで今回、新たにミックスされている。
スーパー・デラックス・コレクションにはアルバムのモノ・ミックスに加えてレコーディング・セッションから28の初期テイクと3つのホーム・デモ、そして「ペイパーバック・ライター」と「レイン」、それぞれの新たなステレオ・ミックスとリマスターしたオリジナルのモノ・ミックスの4曲入りEPが収録される。
『リボルバー』のスペシャル・エディションは、すべての形態でザ・ビートルズの長年の友人のドイツ人ベーシスト&アーティストのクラウス・フォアマン作のグラミー賞を受賞したオリジナル・アルバムのアートワークが楽しめる。スーパー・デラックスCDとヴィニール・コレクションに付属の美しいブックレットでは、ポール・マッカートニーの序文、ジャイルズ・マーティンによるイントロダクション、クエストラヴの心のこもった啓蒙的なエッセイ、ビートルズ研究家/作家/ラジオ・プロデューサーのケヴィン・ハウレットによる洞察に満ちたチャプターと詳細にわたる曲目解説が掲載される。
今回の『リボルバー』スペシャル・エディションはそれぞれ63トラック、29トラック、14トラックが収録された3形態で再発され、CD、デジタル、アナログ盤で10月28日にリリースされる。日本盤5CDボックスには購入特典としてB2ポスターが付くことも決定している。
リリース発表と共に“Taxman”の2022年ミックスが公開されている。