U2のボノの娘である女優のイヴ・ヒューソンは映画『フローラ・アンド・サン(原題)』の歌唱シーンで父親からのアドバイスを断っていたことを明かしている。
ジョン・カーニーが脚本を手がけた音楽コメディ作品『フローラ・アンド・サン』でイヴ・ヒューソンは主演を演じており、映画はシングルマザーの母親であるフローラが問題を抱えた10代の息子であるオーレン・キンラン演じるマックスと音楽を通して繋がろうとする物語となっている。
フローラが歌とソングライティングに目覚めると、ロサンゼルスに住むオンラインのギターの先生、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるジェフがそれを後押しすることになる。
『ヴァラエティ』誌でイヴ・ヒューソンは歌唱シーンについて次のように語っている。「おそらくこれまででも最大の恐怖だったと思う。最終的には誇らしく思えるものになったんだけどね」
父親からアドバイスはあったのかと訊かれると、イヴ・ヒューソンは次のように答えている。「父からは多くのことを学んできた。実生活での存在感とか、ステージでの存在感とかね。でも、助言は求めなかった。父親が言ってきても『大丈夫だから』と応じていた。父は素晴らしいシンガーだけど、『いいから』と私は言っていた」
「ミュージカルで育ったから、自分にとっては自然なことだった。ステージに立って、フロントパーソンになること、そのことに夢中だった。父には『あなたがなんでこれが好きなのか分かった。楽しいもの』とメールしたわ」
映画『フローラ・アンド・サン』は2023年のサンダンス映画祭で初公開され、評判を呼び、アップルTV+は配信権を2000万ドル(約26億円)で獲得している。
イヴ・ヒューソンはアップルTV+で配信されたドラマ『バッド・シスターズ』にシャロン・ホーガン、アンヌ=マリー・ダフ、エヴァ・バーシッスル、サラ・グリーンと共に出演している。『バッド・シスターズ』は昨年11月にセカンド・シーズンが公開されている。
U2は自身の楽曲を「再解釈・再レコーディング」した新たなコンピレーション『ソングス・オブ・サレンダー』を3月17日にリリースすることが決定している。