映画史に残る伝説的傑作『牯嶺街少年殺人事件』、2000年カンヌ国際映画祭監督賞受賞作『ヤンヤン 夏の想い出』などで知られるエドワード・ヤン監督が、1994年に発表した『エドワード・ヤンの恋愛時代』(原題:獨立時代)が4Kレストア版として蘇り、8月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館他、全国にて公開。予告編&本ポスタービジュアルを解禁した。
今回解禁となったポスタービジュアルは、モーリーの家のプールサイドで語りあうモーリーとチチ、互いに無いものを補い合う親友同士の二人の姿に、「私たちの求めるものはどこにあるの?」というキャッチコピーが重なる。
また、同じく解禁となる予告編では、昨年の東京国際映画祭で本作が上映された際にエドワード・ヤンを「最も敬愛する映画作家の一人」と語った濱口竜介監督が本作に寄せた絶賛コメントも紹介されている。
「エドワード・ヤンは『どうしたら私たちはこの社会で、他者とともに生きていけるのか』という問いを決して投げ出さなかった」と、本作を愛してやまないその理由とともに、「彼の映画にいつまでも敬意と愛を抱かずにおれない」と惜しみない賛辞をおくっている。
濱口竜介監督コメント
必然的に人間性を失わせるこの社会で、人はいったいどう生きていくのか。
『恋愛時代』は希望を描き出す。深い絶望の後にしか訪れない希望を。
エドワード・ヤンは「どうしたら私たちはこの社会で、他者とともに生きていけるのか」という問いを決して投げ出さなかった。
彼の映画にいつまでも敬意と愛を抱かずにおれないのは、そのためだ。
――濱口竜介(映画監督)
エドワード・ヤンの恋愛時代
監督・脚本:エドワード・ヤン
出演:ニー・シューチュン、チェン・シァンチー、ワン・ウェイミン、ワン・ポーセン
原題:獨立時代 英題:A Confucian Confusion
1994年/台湾/1:1.85/5.1ch/129分 字幕翻訳:樋口裕子 日本語字幕協力:東京国際映画祭
配給:ビターズ・エンド © Kailidoscope Pictures 公式サイト:www.bitters.co.jp/edwardyang2023