キム・カーダシアンはテイラー・スウィフトに批判された曲がリリースされたことによってインスタグラムで50万人近いフォロワーを失ったと報じられている。
ダブル・アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント:ジ・アンソロジー』は4月19日にリリースされているが、同作には“thanK you aIMee”という曲も収録されている。
“thanK you aIMee”では「KIM」の文字が大文字となっていて、「褐色にスプレーで焼けた」高校のいじめっ子を題材としたものとなっており、キム・カーダシアンとの確執を扱っていると推測されている。
テイラー・スウィフト側もキム・カーダシアン側も新曲について言及していないが、キム・カーダシアンのインスタグラムのフォロワーはこの週末で3億6430万人から3億6380万人まで減少している。
“thanK you aIMee”の歌詞ではいじめっ子からいじめられたことでポジティヴになる様子が描かれている。「All that time you were throwin’ punches, I was buildin’ somethin’ / And I can’t forgive the way you made me feel / Screamed, ‘Fuck you, Aimee’ to the night sky as the blood was gushin’ / But I can’t forget the way you made me heal.(あなたがパンチを繰り出している間もずっと/私は積み上げていた/あなたが私に感じさせたことは許せない/血が吹き出るなか夜空に『くそったれ、エイミー』と叫んでいた/でも、あなたのおかげで癒やされたことも忘れられない)」
テイラー・スウィフトとキム・カーダシアンの因縁はカニエ・ウェストの曲“Famous”を巡ってキム・カーダシアンが擁護して以来、2016年から注目されてきた。
テイラー・スウィフトはカニエ・ウェストの“Famous”で「ビッチ」と呼ばせることは許可していないと主張していたが、キム・カーダシアンはテイラー・スウィフトとカニエ・ウェストがそれに合意していると見られる通話の動画を公開している。テイラー・スウィフトはこの動画について「違法」な形で「編集」されたものだと主張している。
テイラー・スウィフトはこの出来事について昨年12月に次のように振り返っている。
「間違いなく私のキャリアは自分から奪われることとなった」とテイラー・スウィフトは『タイム』誌に語っている。「完全に仕組まれたことよね。違法で録音した電話をキム・カーダシアンは編集して、私が嘘つきであるとみんなに言うために公開された。それまでにはなかった形で心理的に追い込まれることになった」
「海外に移って、1年間、借りた家を離れることができなかった。電話に出るのが怖かった。誰も信じることができなくて、人生からほとんどの人を遠ざけることとなった。すごく落ち込んだわ」
テイラー・スウィフトは2017年発表のアルバム『レピュテーション』で復帰を果たすことになるが、当初は懐疑的な目で見られ、あの一件を振り払えないのではないかと心配していたという。
「あの反発を受けた時期がネガティヴな形で残りの人生を決めてしまうことになるんじゃないかと思っていた」