George Daniel、ソロ活動についてMattのように注目を集めたいわけじゃないと語る

ザ・1975のジョージ・ダニエルはソロ・キャリアを歩むことでさらに注目を集めたいわけではないと語っている。

ドラマー、ソングライター、プロデューサーとして活動するジョージ・ダニエルはデビュー・シングル“Screen Cleaner”を先週リリースして、ソロ・キャリアに乗り出している。この“Screen Cleaner”はダーティ・ヒットのスピンオフ・レーベルである「dh2」からのリリースとなっている。

今回『ザ・フェイス』のインタヴューでジョージ・ダニエルはソロとしての活動に乗り出すことにした決断を振り返り、注目を集めたいわけではないと語っている。

「このことについてはすごくインポスター症候群を感じているんだ。毎日考えるのは、『ドラムを演奏して、バンドもプロデュースして、成功しているのに、インスタグラムで回ってくる映像が今はDJだからって、レーベルも始めるんだ』なんて思われることだよね。それって悪夢だからね」

ジョージ・ダニエルは続けて新曲のせいでマット・ヒーリーと同じように見られたくはないと語っている。「一番嫌なのは『あっ、ジョージも注目されたいんだ』なんて思われることだよね。間違いなく、そういうことじゃない。マット・ヒーリーは何でもできるけどさ」

ソロでの作品はザ・1975でやっているタイプの音楽とはかけ離れているものの、どちらのプロジェクトでも近いアプローチを採用しており、特にバンドを始めた時の自分たちと似ているとジョージ・ダニエルは述べている。

「最初に音楽を作り始めた時は方法論としてはダンス・ミュージック的だったんだ。必ずしもそう聴こえないと思うけど、当時は曲の構造も知らなかったし、コードも知らなかった。ループのサウンドを多く使っていて、山と谷は反復やそこから何かが抜けるという形だった」

「いわゆる伝統的なソングライティングではなくて、文字通りやり方を分かっていなかった。当時は僕が16歳で、マット・ヒーリーが17歳で、よちよち歩きだった。バンドのサウンドというものが分かっていなかったんだ。だから、まさに一周回った感じがするよね」

ジョージ・ダニエルはソロ作やザ・1975と同様に、パートナーであるチャーリーXCXの最新プロジェクト『ブラット』でも仕事をしており、チャート入りに貢献している。ジョージ・ダニエルは収録曲のうち“Club Classics”と“Apple”でプロデュースにクレジットされている。

自身のレーベルの始動とアルバム『ブラット』のリリースが同時期になったことについてジョージ・ダニエルは次のように述べている。「本当に楽しみなんだ。この夏は人生でも多くの変化が訪れている。それってクールだよね……彼女のレコードに参加できたことは誇らしかったし、嬉しかったよ。正直、それで少し自信がついたところはあるかもね」

7月初め、ロンドンのクラブのフォノックスでは「dh2」のローンチ・パーティーが開催されており、同レーベルからアルバムをリリースすることがアナウンスされているケリー・リー・オーエンス、UKの若手アーティストであるオスカー・ファレルやティム・フロム・ザ・ハウスと共にジョージ・ダニエルはDJプレイを披露している。

また、ジョージ・ダニエルはロンドンのヴェニューMOTでジェイミー・エックス・エックスと共演した際、“Screen Cleaner”を初披露していた。

ダーティ・ヒットは2009年に創業され、最初のアーティストとしてザ・1975と契約している。2013年発表のデビュー・アルバムでザ・1975はレーベルとして最初の成功を収め、2019年には4人のメンバーが株式を取得して、マット・ヒーリーは2023年までの4年間、レーベルのクリエイティヴ・ディレクターを務めている。

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