ザ・ビートルズはサム・メンデスが監督を務める伝記映画に参加している脚本家が明らかになっている。
2024年に製作が発表されたこの映画は現時点で『ザ・ビートルズ – ア・フォー・フィルム・シネマティック・イベント』で題されており、4本の映画で世界で最も有名なバンドの物語をメンバー4人それぞれの視点で描いていくものと評されている。
ピーター・ジャクソンが手掛けた『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』、マーティン・スコセッシが手掛けた『ビートルズ’64』といったドキュメンタリーはあったものの、本作はその生涯を描くことに許可を出した初めての劇映画となっている。
今年3月、ソニー・ピクチャーズはファブ・フォーの4人についてハリス・ディッキンソンがジョン・レノンを、ポール・メスカルがポール・マッカートニーを、バリー・コーガンがリンゴ・スターを、ジョセフ・クインがジョージ・ハリスンを演じることを発表している。4本の映画は2028年4月の公開が予定されている。
今回、『デッドライン』は本作に3人の脚本家が参加していることを明らかにしており、ジェズ・バターワース、ピーター・ストローハン、ジャック・ソーンが参加しているという。3人が共同で脚本を執筆しているのか、個別に執筆しているのかは明らかになっていない。
ジェズ・バターワースは多くの成功を収めた映画に参加しており、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、『フォードvsフェラーリ』、サム・メンデスが監督を務めた『007 スペクター』に参加している。彼はジェームス・ブラウンの生涯を描いた音楽伝記映画『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』も手掛けている。
ピーター・ストローハンは『教皇選挙』の脚本でアカデミー賞を受賞しており、『裏切りのサーカス』では英国アカデミー賞を受賞している。彼は『ウルフ・ホール』の脚本も手掛けている。
ジャック・ソーンはネットフリックスで配信されている『アドレセンス』をスティーヴン・グラハムと共に手掛けており、『THIS IS ENGLAND』のテレビ版や『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』も手掛けている。
一方、ジョン・レノンの妹であるジュリア・ベアードはサム・メンデス監督によるザ・ビートルズの伝記映画についてリヴァプール出身の俳優がジョン・レノンを演じればよかったのにと語っている。