ロバート・フリップとトーヤ・ウィルコックスはロバート・フリップの心臓発作を受けて『サンデー・ランチ』の活動を休止することを明らかにしている。
ロバート・フリップとトーヤ・ウィルコックスは近況報告の動画で、イタリア公演に向かう準備をしていた時のことについて語っている。
酸の逆流と思われる胸の痛みに悩まされたロバート・フリップはイタリアに移動した後に現地に着いてから医者を手配していたが、代わりにベルガモの病院に運ばれ、そこで検査を受け、集中治療室に収容された後、2度の緊急手術を受けたと動画では報告されている。
深刻な病状にもかかわらず、ロバート・フリップは動画では終始上機嫌で、次のように冗談を飛ばしている。「救急救命室では何が起こっているのか分からなかったが、それ以外ではしてくれたことは分かった。看護師が来てくれて、タマの毛を剃ってくれたんだ」
「そんなことを彼にはさせたくなかった。でも、今思えば、心臓のことを心配しているんだろ。タマの毛を剃って、何をしているんだ?」
ロバート・フリップは三叉動脈と診断されたとして、2回の手術で2つのステントを入れたことを血管に入れたことを明かしている。
動画の最後でロバート・フリップは6週間から8週間にかけて安静にするが、その後は『サンデー・ランチ』の活動を続けていくつもりだと語っている。ロバート・フリップは手術から1週間も経たないうちにカスティオーネ・デッラ・プレソラーナでのギター・サークルのライヴを指揮することはできたと報告している。
「素晴らしかったよ。観客もオーケストラの公演に準備ができていた。自分にとってはマジカルな瞬間だったよ」
ロバート・フリップとトーヤ・ウィルコックスは先日『サンデー・ランチ』でアミル&ザ・スニッファーズの“You Should Not Be Doing That”のカヴァーも披露している。
この動画企画は2020年の新型コロナウイルスの時期に始まったもので、高い人気を誇ることから、その後も更新が続けられている。
キング・クリムゾンについてはエイドリアン・ブリュー(G&Vo)とトニー・レヴィン(B)、スティーヴ・ヴァイ(G)、トゥールのダニー・ケアリー(Dr)から成るプロジェクト、ビートが9月に来日公演を行うことが決定している。
このプロジェクトではキング・クリムゾンの80年代のアルバム 3タイトル、『ディシプリン』、『ビート』、『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』からの楽曲が演奏される。