マーティン・スコセッシは一流セレブリティが多数出演する全5話のドキュメンタリーをアップルTV+で手掛けることが発表されている。
ドキュメンタリーは『ミスター・スコセッシ』と題されたもので、『ブルックリンでオペラを』や『パーソナル・ヴェロシティ』といった作品で知られる映画監督のレベッカ・ミラーが監督を務めるものとなっている。
ドキュメンタリー『ミスター・スコセッシ』の配信日については明らかにされていないものの、アップルTV+は「まもなく配信される」としている。
プレス・リリースでは全5話のドキュメンタリーは過去のプライベート映像や「友人、家族、創作面でのコラボレーターの未発表インタヴュー」に「無制限のアクセス」を許されたとのことで、マーティン・スコセッシの人生と伝説的なキャリアを振り返るものになるという。
このドキュメンタリーには長年のコラボレーターであるロバート・デ・ニーロやレオナルド・ディカプリオのほか、ダニエル・デイ=ルイス、スティーヴン・スピルバーグ、マーゴット・ロビー、ミック・ジャガー、ロビー・ロバートソン、シャロン・ストーン、ジョディ・フォスター、ケイト・ブランシェットらが出演する。妻のヘレン・モリス、子どもたち、幼少期の友人といった人物も出演するという。
レベッカ・ミラーによるドキュメンタリーはニューヨーク大学在学中の学生映画から始まり、現在に至るまで、マーティン・スコセッシの人生の大部分をカヴァーするものになる。
レベッカ・ミラーによれば、このプロジェクトは数年間に及ぶもので、1部構成のドキュメンタリーから現在の5部構成に変更されたほど広範囲に及ぶものになったという。「彼の作品と人生は本当に広大かつ魅力的で、5年間以上の期間で単独の作品から全5話のドキュメンタリーに拡大することになりました。長年の協力者と共にこのドキュメンタリーを制作することは、映画監督としての私の人生を決定づける経験の一つとなりました」
マーティン・スコセッシの長編映画最新作は2023年発表の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』となっている。
マーティン・スコセッシは先日亡くなったフランシスコ教皇のドキュメンタリーのプロデューサーを務めることが明らかになっている。前任のベネディクト16世が2013年に生前退位した後、教皇となったフランシスコ教皇は4月21日に88歳で亡くなっている。