オジー・オズボーンの妻であるシャロン・オズボーンはブラック・サバスの最後のライヴに出演してほしかった2組のアーティストを明かしている。
ブラック・サバスはオジー・オズボーン、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードという結成メンバーによるラインナップで20年ぶりにライヴを行うことが決定している。
このライヴにはメタリカ、スレイヤー、パンテラ、アリス・イン・チェインズ、ゴジラ、アンスラックス、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ガンズ・アンド・ローゼズ、コーン、トゥール、エアロスミスのスティーヴン・タイラー、サウンドガーデンのメンバーらが参加することも決定している。
しかし、この歴史的なライヴに出演できないアーティストもおり、シャロン・オズボーンは『ミュージック・ビジネス・ワールドワイド』のインタヴューで出演してほしかったアーティストを明かしている。
「この場にいてほしかった2組がいるの。でも、あの日仕事が別であって、来られないのよ」とシャロン・オズボーンは語っている。「それは地元のバンドであるジューダス・プリーストとAC/DCのアンガス・ヤングね。というのも、アンガス・ヤングはオジー・オズボーンにとって大きな支援者だった」
先日、ジューダス・プリーストのフロントマンであるロブ・ハルフォードは参加できないことに「がっかりしている」と語っている。ジューダス・プリーストは間に合う形でライヴのことを把握していなかったとのことで、シャロン・オズボーンからはプライベート・ジェットで駆けつける形で同日のライヴに出演する提案を受けたが、「危険」だと判断したため断ったことを明かしている。
シャロン・オズボーンは今回インタヴューで次のように語っている。「オジー・オズボーンと関係性のあったすべてのバンドに出演してもらって、ブラック・サバスやオジー・オズボーンの曲をやってほしいと思っていた。それで仲の良い友人に声をかけ始めたら、『もちろん』と言ってくれたの」
「音楽の祭典になった。ブラック・サバスとオジー・オズボーンがバトンを渡したあらゆる世代が集まることになる。できるのはアストンしかなかったと思う。まさにヴィラ・パークのすぐ近くでオジー・オズボーンが生まれ育った場所だから」
シャロン・オズボーンはブラック・サバスの最後のライヴについて、あるバンドの出演を断ったことでマネージャーに「デタラメの嘘をつかれている」とも語っている。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロが音楽監督を務める「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題されたライヴは世界的に有料配信されることも決定している。