Noel Gallagher、「Wonderwall」のレコーディングで使ったギターを譲られた人物が経緯を振り返る

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ノエル・ギャラガーがオアシスの名曲“Wonderwall”のレコーディングで使ったアコースティック・ギターを譲られた人物がその経緯を改めて振り返っている。

“Wonderwall”は1995年発表のオアシスのセカンド・アルバム『モーニング・グローリー』に収録されている楽曲で、スポティファイにおいて最もストリーミングされている1990年代の楽曲としては3位にランクインしている。

今回、BBCの記事で『ビィ・ヒア・ナウ』でもスタジオ・エンジニアとして働いていたニック・ブラインは次のように振り返っている。「すごく飲んだ日の次の朝で、リアム・ギャラガーはひどい状態だった」

「ノエル・ギャラガーが新聞で何かを言ったみたいで、リアム・ギャラガーが怒り出したんだ。僕も二日酔いだったけど、アビイ・ロード・スタジオの有名な第2スタジオで機材のセッティングをしていた。そうしたら、コントロール・ルームからギターが飛んでいくのを見たんだ」

「それはノエル・ギャラガーのフェンダー・ジャガーで、粉々になることになった。コントロール・ルームに走っていったら、リアム・ギャラガーはアビイ・ロードのミキシング・デスクにも大きなくぼみを作っていた」

ニック・ブラインは『モーニング・グローリー』でもギャラガー兄弟と仕事をして、このような衝突は目にしていたので、リアム・ギャラガーを放っておくことにしたという。

「そうしたら、別のアコースティック・ギターが宙を飛んでいくのが見えた。床の上に砕け散ることになった。そして、それが私のギターであることが分かったんだ」

「何も言わないほうがいいと思った。そこにノエル・ギャラガーが入ってきて、『一体どうなっているんだ?』ということになり、喧嘩が始まったんだ」

「ノエルは自分のギターが壊されているのを見た後、壊れた私のギターを見て、『これは誰のだ?』と言った。リアムが『お前のだろ』と言うと、ノエルは『俺のじゃない』と答えたんだ」

それはニック・ブラインが100ポンドで購入してもらったフェンダー・ジャパンのアコースティック・ギターだった。

「私は気まずそうに手を上げて、『実はリアム、私のものなんだ』と言ったよ」

「それで、誰が私に新しいギターを弁償するのか大きな口論になった。私は高価なものではなかったけど、母がくれたものだったから、思い入れはあったと伝えたんだ」

リアム・ギャラガーはロンドンでも楽器街として有名なデンマーク・ストリートに連れて行って、「欲しいギターを何でも買ってやる」と約束してくれたという。

「ノエルは『お前にギターの何が分かるんだよ?』と言っててね」とニック・ブラインは振り返っている。「ノエルは『俺がギターをあげるよ』と言ってくれた。それで、また誰が新しいギターを弁償するのか、喧嘩が始まったんだ」

ノエル・ギャラガーは気性の激しい弟のリアム・ギャラガーを叱りつけた後、南ウェールズに住むニック・ブラインの母親であるリンに謝罪の電話をするように言ったという。

「その時は『ブラインさんですか? こんにちは、リアム・ギャラガーです。謝罪したくて、御電話したんですが……』という感じだったよ」とニック・ブラインは振り返っている。

「あれがリアムらしいところだよね。1分前まで怒っているのに、その後は天使みたいなんだ。彼と一緒にいるのはいつも楽しかったよ」

ノエル・ギャラガーは埋め合わせとしてネブワースのコンサートやMTVアンプラグドでも使用したタカミネのギターという歴史的な一品を譲ってくれたという。

「俺が君にあげたんだっけ? あり得ないね」とノエル・ギャラガーは『モーニング・グローリー』の25周年で2020年にロック・フィールド・スタジオを訪れた時に語っている。「このギターは『モーニング・グローリー』で使っていたギターなんだ。だから、“Wonderwall”もこれで弾いたよ」

ノエル・ギャラガーが使用したギターについてはエピフォン・レス・ポール・スタンダードが132000ポンドの値を付けているほか、シルヴァー・スパークルのギブソン・レス・ポールが226000ポンドの値をつけている。

実のところ、ニック・ブラインもタカミネのギターについて美術品として保険に加入しており、もしも売却することになった場合、オークション・ハウスからは推定開始価格が10万ポンドと言われているという。

「本当に驚いたよ。私は『大丈夫。問題ないよ』と言ったんだけど、ノエルから受け取れと言われたんだ」とニック・ブラインは語っている。「壊されたギターの埋め合わせ以上のものになった。信じられないよ」

オアシスの再結成公演は7月4日にカーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる公演から始まり、UK&アイルランドではリチャード・アシュクロフトとキャストをサポート・アクトに迎える形で19公演が行われる予定となっている。

先日、リアム・ギャラガーは2009年にオアシスが解散したことについて「貴重な歳月を無駄にした」とも述べている。ファンから「兄とともにもう一度歌うのはどんな気分ですか? 昔みたいですか?」と訊かれたリアム・ギャラガーは次のように答えている。「まあ、スピリチュアルだけど、無駄にした歳月を考えずにはいられないよな。なんて貴重な歳月を無駄にしたんだろう」

今年3月に『NME』が報じたようにリハーサルにはギタリストのポール・“ボーンヘッド”・アーサーズとゲム・アーチャー、ベーシストのアンディ・ベルといったオアシスの長年のメンバーが参加している。ドラムを担当するジョーイ・ワロンカーはこれまでベック、R.E.M.、エリオット・スミス、ロジャー・ウォーターズと仕事をしてきており、トム・ヨークのアトムス・フォー・ピースやナイジェル・ゴッドリッチによるウルトライスタにも参加している。

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