『ザ・ホエール』(2023)、『ブラック・スワン』(2010)でアカデミー賞を受賞し、『レスラー』(2008)ではヴェネツィア国際映画祭金獅子賞に輝くなど、商業的にも作家的にも大きな成功を収めてきた鬼才ダーレン・アロノフスキー。わずか6万ドルの低予算で製作したデビュー作『π』(1997)でサンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞、一躍世界の注目を集めた彼の監督2作目を4Kリマスター化した『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』(2/6<金>公開)より、シーン写真10点を解禁した。
この度解禁されるのは、シーン写真10点。夢にまで見たテレビ出演を思い描きながら飲み始めたダイエット薬が、いつしか薬物依存へと変わっていく――。孤独な未亡人サラが、自身の出演を確かめようと必死にテレビ局へ電話をかける姿や、人気司会者との共演を空想するシーンのほか、麻薬売買で一攫千金を夢見ながらも自らも麻薬に溺れ、現実と妄想の境が曖昧になっていくサラの息子ハリーが夢と現実の境で佇む姿、そして裕福な家庭に育ちながら麻薬によって次第に尊厳を失っていくハリーの恋人マリオンとの仲睦まじい場面、加えて、ハリーの親友タイロンが、若者らしいバディ感あふれる束の間の楽しさを捉えたカットなど、いずれも過酷な現実と未来、妄想にすがる心のはざまで揺れる人々の姿が焼き付けられている。
本作でサラを演じ、その鬼気迫る演技力でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたのはエレン・バースティン。バースティンは「映画の序盤には、たくさんのユーモアがある。サラはとても楽しい人。自分自身や置かれた状況さえ笑いに変える力がある」と振り返るが、原作者のセルビーいわく、「サラは、家の掃除をして料理をして、男たちの世話をするのが女性の役目だと思って生きてきた世代。でも今、彼女には世話をするべき“誰か”がいない」そして、その明るさの奥には深い孤独、“テレビ用の自分”を作り上げようとする行為は、目的のない人生に意味を与えるための必死の行動でもあることに言及。
サラと同じく満たされない心を抱える息子ハリーを演じた俳優ジャレッド・レトは、その内側の“空虚さ”を表現するため約11kg(25ポンド)もの減量を敢行。レトは「ハリーは“空っぽ”なんだ。彼は満たされたいと思っている。愛を、幸せを、何かで自分を埋めたいんだ」と言い、
洗練された美しさを持ちながら、人知れず深い孤独を抱える女性マリオンを演じたジェニファー・コネリーは「彼女はひどく孤独で、周囲の誰からも心を隔てている。心から愛したことも、愛されたことも、ほとんどないんだと思う」と語っている。
レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター
監督:ダーレン・アロノフスキー 脚本:ヒューバート・セルビーJr.、ダーレン・アロノフスキー 原作:ヒューバート・セルビーJr.
出演:エレン・バースティン、ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ
原題:REQUIEM FOR A DREAM
2000年/アメリカ/英語/102分/カラー/ビスタ/5.1ch/字幕翻訳:髙橋彩/R15+
配給:クロックワークス © 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト: https://klockworx.com/movies/requiemfordream/







































