ジョニ・ミッチェルは歌詞や詩、絵画などを収めた書籍が刊行されることが発表されている。
書籍はジョニ・ミッチェルが元々1971年に著したもので、『モーニング・グローリー・オン・ザ・ヴァイン』と題された手書きによるこの貴重なコレクションは当時、100部限定で印刷されてジョニ・ミッチェルの友人らにプレゼントされている。
今回、『モーニング・グローリー・オン・ザ・ヴァイン』が10月22日に出版社のホートン・ミフリン・ハーコートより初めて公に刊行されることが発表されている。
『モーニング・グローリー・オン・ザ・ヴァイン』の新たなバージョンについてジョニ・ミッチェルのウェブサイトでは次のように説明されている。「忠実に再現された復刻版となる本書には、最も愛されている歌詞や試作が彼女自身による上品な直筆で綴られています」
「本書には風景画や静物画、友人たちの似顔絵や自画像、革新的な抽象画を描いた、生き生きとした色彩豊かな水彩画も収録されています。オリジナルの書籍に収められていたすべての絵画が収録されているほか、ジョニ・ミッチェル自身が1971年に友人らのために追加しようとしていた、さらなる作品も新たに収められています」
『モーニング・グローリー・オン・ザ・ヴァイン』には、新たにジョニ・ミッチェルによって書き下ろされた序文も収録されるという。
ジョニ・ミッチェルは3月8日に生誕75周年オールスター・トリビュート・コンサートを収録したライヴ・アルバムが海外でリリースされており、同作にはノラ・ジョーンズやジェイムス・テイラー、シールらによるジョニ・ミッチェルのカヴァーが収録されている。同作の日本盤CDは4月3日にリリースされる。
ジョニ・ミッチェルは昨年の11月に行われたこのトリビュート・コンサートで公の場に久しぶりに姿を表している。ジョニ・ミッチェルはロサンゼルスで行われたトリビュート・コンサートに出席して、コンサートではチャカ・カーンやルーファス・ウェインライトらがパフォーマンスを披露している。
ジョニ・ミッチェルは2017年にグラミー賞の前夜祭に出席した際、「チャンス・ザ・ラッパーやメアリー・J・ブライジのパフォーマンスに特に心を打たれた」ことを明かしている。
ジョニ・ミッチェルは2015年に脳動脈瘤を患って以来、公の場にあまり姿を見せていなかった。