マドンナは“God Control”のミュージック・ビデオを公開し、アメリカでの銃犯罪を厳しく批判している。
通算14作目となる『マダムX』を今月リリースしたマドンナだが、ミュージック・ビデオはナイト・クラブでの銃乱射事件を生々しく描いたものとなっている。
“God Control”のミュージック・ビデオはこちらから。
ミュージック・ビデオでは多くの観客が1人の襲撃者によって惨殺される様が描かれており、マドンナは楽曲の詞をタイピングするものとなっている。
「無実の人の血がいたるところに広がる/私たちには愛が必要だと言っている/でも、それ以上に必要なの」とこの曲の歌詞でマドンナは歌っており、「目覚めよ」と繰り返している。
ミュージック・ビデオは最後にマドンナが涙を流す顔に続いて公民権の活動家として知られるアンジェラ・デイヴィスの次の言葉が映し出されるものとなっている。「私は変えられないものをこれ以上受け入れないし、私は受け入れられないものを変えていく」
マドンナは『NME』のインタヴューで『マダムX』で触れている政治的な題材について語っている。
新作はフランス人プロデューサーであるミルウェイズと制作したことに触れて、マドンナは次のように語っている。「ミルウェイズとたくさんの音楽を制作したんだけど、最終的に政治的なものになったの。というのも、私たちは近い考えを持っていて、世界でたくさん起こっていることについて考えてたの」
「彼ってすごく哲学的なのよ。何が正しくて、何が間違っているのかを話し合うことになったわ。そして、すごく盛り上がったのよ」