The Who、Pete Townshendを長年支えたギター・テックに追悼の意を表明

Pete-Townshend

ザ・フーは、長年ピート・タウンゼントのギター・テックを務めた人物がバンドのウェンブリー公演の数日前に亡くなったことを受けて追悼の意を表している。

この訃報は7月4日にバンドのウェブサイトで発表され、アラン・ローガンへの追悼の声明が公開されている。アラン・ローガンは40年以上にわたってピート・タウンゼントのギター・テックを務めていた。

声明では次のように述べられている。「40年以上にわたってピート・タウンゼントのギター・テックを務め、かつ親友であったアラン・ローガンがこの世を去ったことについて深い悲しみと共にお知らせします。アランは長年の間、ザ・フーのクルーとして欠くことのできないメンバーで、非常に尊敬を集める存在でした。大変惜しまれてなりません」

ピート・タウンゼントも自身のインスタグラムに追悼の言葉を寄せており、アラン・ローガンについて「私のギター・テックであり、友人であり、恩人であり、良き相棒」だったと述べている。

彼は次のように続けている。「安らかに。彼は本当にたくさんの友人がいて、みんな彼のことを惜しんでいるんだ。彼の素敵な家族も素晴らしい人たちだった」

「アルティメット・クラシック・ロック」は5月にロサンゼルスの楽器店であるノーマンズ・レア・ギターズのスタッフがアラン・ローガンにお見舞いのビデオ・メッセージを撮影していることを指摘し、彼が病気であった可能性を報じている。彼らはアラン・ローガンについて「史上最高のギター・テック」と評し、ザ・フー以外にもエアロスミス、エリック・クラプトン、キース・リチャーズらとも仕事をしてきたことに言及している。

ザ・フーは7月6日にウェンブリー・スタジアムで公演を行うことが決定しており、公演にはカイザー・チーフス、エディ・ヴェダー、イメルダ・メイ、コナー・セルビーも出演する。

ザ・フーは現在、2006年の『エンドレス・ワイアー』以来となるバンドの新作に取り組んでおり、ロジャー・ダルトリーは来たる新作について『四重人格』以来最高の出来になっていると語っている。

ロジャー・ダルトリーは現地時間6月13日にロンドンにオープンしたポップアップ・ショップ「ザ・フー@52・イン・ソーホー」でQ&Aセッションに応じて、通算12作目となるバンドの新作について考えが変わり、「今はとても楽観視」していると語っている。

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