密室 TALK #2 高木フトシ

【出会い】
高木:まず最初に、オレと村瀬が知り合ってさ、多分もう20年ぐらい経つよね。

村瀬:それくらい経ちますよね。

高木:その20年ぐらい経って、オレ1回も村瀬と飲みに行った事がないよね。飲んだとしても打ち上げだし、そんなに話ししたこともないよね。

村瀬:ないですね(笑)。HATE(HATE HONEY)の頃は特に。

高木:それがだよ、20年経っていきなり村瀬がメールで「フトシさん、ちょっと1杯やりながら対談しませんか」って。

村瀬:(爆)いきなり!!

高木:って、来た時はちょっと驚愕したというか。ピュアだなと思ってビックリした。

村瀬:変わるよね、人って。

高木:いや、変わってないんだって。対談だからね、これ。別に飲みに行っている訳ではないし、飲みの誘いをオレが受けたわけじゃないから。

村瀬:未だにね。

高木:だけど、なんかこういう形で誘ってくるのも、村瀬なんだろうなと思って。なんかもうねえ、すごい嬉しい。

村瀬:そうですね、こういう形は初めてですけど、オレはロフトでHATE(THE HATE HONEY)の初期の頃から観ているんですよ。で、その当時はT$UYO$HI(TheBONEZ /Ba.)と一緒に、よく小滝橋の旧新宿ロフトに行っていて、中打ち(中打ち上げ)とかにも結構居たんです。

高木:話は知ってる。

村瀬:話さなかったのは別にフトシさんだけではないんですけど、中打ちってメンバーがセンターに陣取ってその周りにファンがいて、それをずっと遠目で見ていたんです。で、フトシさんはステージでも余りMCもせず。で、髪も長かったじゃあないですか(笑)。

高木:長かった?今で言うただのコスプレね。

村瀬:カートの(笑)。で、ライブ中は良く見えないし隠れてて。で、「どんな人なんだろう?」という興味がずーっとあって。当時の相方とされる八田さん(HATE HONEY / 現DALLE / Ba.)の事は、前のバンドからよく知っていたので。

高木:DEEPね。

村瀬:DEEPも大好きで。でもHATEに関しては、そのメンバーの誰かが好きとか憧れているとかではなくて、バンドがカッコいいなと思って。出している音もそうだし、佇まいも好きだったし。で、ライブに頻繁に通っていて、オレよりか先にT$UYO$HIだったり有原(drug store cowboy / vo.)の方が、こう。

高木:グイグイ来ていた。

村瀬:時を経て、自分もdrug store cowboyでデビューして2枚目のシングルの時に「フトシさんをゲストで呼びたい」って話しになって。確か1番最初に来てもらったのは、イニックという湘南のレコーディングスタジオなんですけど、その時もオレは多分挨拶ぐらいしかしてないんですよ。

高木:してない、してない。

村瀬:もう今思えば、申し訳ない話なんですけど…。あの頃は自分的に考えると、あんまり社交的ではなかったので、すいませんとしか言えないです。で、drugのアルバムには嬉しいことに、2nd,3rd,4thと全部のアルバムにフトシさんの声が入ってるんですよ。

高木:入ってる。オレはもう、本当にいいのかね?とずっと思っていたし、毎回有原に言ってたもん。

村瀬:えっ、いいって言うのは。その、オレで良いのかという?
高木:そう、そう、そう。

村瀬:そう言う思いだったんですね。

高木:折角デビューしたのに、オレがはいることで業界の偉い人は、こう可愛がりにくくなるじゃん。

村瀬:そうですかね(笑)?そんな事ないと思いますけど。メンバー的には、全然嬉しいって。

高木:未だに、覚えているもん。最終のコーラスのレコーディング終わってから、rec終わっているのに「フトシさんすいません。ワン、ツー、スリー、フォーだけもらってもいいですか」と言われたんですよ。で、それ(その声)を聴いて、全員で曲のカウントにしてレコーディングするんだって言って。

村瀬:そう、そう、そう。

高木:オレにやらせたって。普通聴くのはクリックだけだよ。

村瀬:あのコーラスのレコーディングには全く関係ない。

高木:あれはちょっと驚愕した。

村瀬:(笑)。それ、懐かしい!!あとは、東名阪とかでツーマンツアー。

高木:HATEでやったね。

村瀬:今思えば、ああいうのは普通に嬉しかったですけどね。

高木:すげえ楽しかったよ。まぁ、村瀬はあの打ち上げでオレと全然仲良くはしてくれなかったけど(笑)。


村瀬:(笑)。多分、今ならそれも言ってくれるんでしょうけど。

高木:そう言うやつなんだなと思ってたよ。でも別にいいじゃん。オレ意外と、年下だからどうこうとか後輩だからどうこうとかって思われるのも嫌だからさ。だから昔、村瀬が来たくなかったら来なきゃいいしだけのことだから。でも別にオレらに対して「いやあオレ嫌いなんですよね」みたいな感じじゃないじゃん、村瀬は。

村瀬:勿論そんなの無いです。

高木:そう。村瀬がオレらに対する愛は感じていたから。

村瀬:ありますよ、バリバリ。

高木:もう、そういうやつなんだなって。シャイなやつなんだという(笑)。

村瀬:そうですね。

高木:こう見えて、オレも意外とシャイだしね。

村瀬:本当ですか?まぁ、ライブを観に行っていた人たちと一緒に、メジャーとかインディーとかそんなの関係なくライブをやって、ツアーを回れたりツーマンなり出来てっていうのは、凄い嬉しかったですね。言葉で言えなかったぐらい。

高木:いやいやいや、そんな今言うなよ。泣いちゃうよもう。

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