伊藤ふみお(KEMURI) インタビューvol.29

結成20周年を迎え、6月には現在のメンバーでの再録を含むベストアルバム【SKA BRAVO】、7月には11作目となるオリジナルアルバム【F】をリリースと、バンド史上最高にアグレッシヴに活動し続ける、日本が誇るスカパンクKEMURI。Blasting Room Studiosで録音された2つのアルバムを中心に、Vocalの伊藤ふみおにその制作秘話を語ってもらった。

—前作「RAMPANT」から1年も経たないタイミングで2枚のアルバムリリースとなりましたが、今年の3月までツアーをされていたことを考えると、息つく暇もないペースで活動が続いています。そして20周年を迎えるにあたり、ベスト盤・オリジナル盤を制作するということは決めておられたのですか?

オリジナルにあたる今回の11枚目のアルバムは頑張って作ろうよと決めてました。で、過去の曲を録り直すっていうのは、けっこう後から出てきた企画です。

─20周年の一環として?

そうです、そうです。昔からKEMURIを知っていてくれてるレーベルのスタッフがいるんですけど、「今のKEMURIがすごく良いから、今のメンバーで今のKEMURIを表現できる楽曲を録り直そう」って言われたのがきっかけだったんですよ。

—そこでBlasting Room Studiosで「SKA BRAVO」と「F」のレコーディングをされたとのことですが、このスタジオを選ばれる理由を教えていただけますか?

Blasting Roomは1998年からずっと行ってるスタジオで、KEMURIが何をしたいのかっていうのを他の誰よりもよく理解してくれているスタジオなんですよね。それでBlasting Roomでまた今回も録りたいって思って決めました。

—KEMURIにとってこのスタジオは、ある意味ホームに帰ってきた感じはありますよね?

うん、本当になんか第二の故郷みたいな感じではありますね。フォート・コリンズって街も、Blasting Room Studiosっていう場所もね。

—現地スタッフの方々との信頼関係もあるでしょうし、阿吽の呼吸で成立させられる制作現場ですね。

すごくそういう感じはします。やっぱり、毎年録ってるんですよね。一昨年に「ALL FOR THIS!」、去年「RAMPANT」、そして今年「F」録って。その間にカバー・アルバム作ったり、色んなレコーディングをやってるので、さすがに録る度に「何か新鮮なものを」っていうのを向こうも考えてくれているんですよね。そういう意味では「10伝えなくても12ぐらいやってくれる」っていう感じはありますね。

─バンドのこと自体もすごく理解してくれているスタジオでもあるし、実際自分たちが打ち出したい音や表現も叶えられる環境が、このスタジオにあるっていう。

それが作る側にとって、すごくありがたい。やっぱりひとつの作品が完成すると、何枚作っても「どうだった?」「いやぁあそこのスカのカッティングの音はもうちょっとあぁかな」「スネアのレベルはもうちょっとあぁかな」とか毎回そういう話になるんですよね。それをまだまだ感覚がフレッシュなうちに向こうに帰って作れるから。

音楽って刹那刹那、その瞬間にどれだけ完全燃焼できるかっていう

—ベスト盤について少し触れたいのですが、2007年リリースの「BLASTIN’!」とは違い、再結成後の楽曲も含み、セレクトの幅が広がっているわけですが、特に再結成後の楽曲とコンパイルされることがすごく”今のKEMURI”を伝えることができるアルバムとなりました。セレクトされる中で、「BLASTIN’!」を何か意識されましたか?

それは特になかったですね。僕はなかったし、多分メンバーもなかったと思う。

─それよりは、ライブで演っている曲が中心となっていたので、今を形にしたような?

もちろんそれがあると思うんですよね。音楽って刹那刹那、その瞬間にどれだけ完全燃焼できるかっていう。ライブにしても新曲の録音にしても、やっぱりそれでしかないですから、一つ終わると「OK!」って。2007年に録ったときは「OK!じゃあもう解散だ」っていう感じだったし、それが今年は「OK!20年経ってまた次だ!」って。今回は幸いなことに、みんな「OK!次だ!次の何年だ、20年なのか?30年なのか?」っていう気持ちで録ったっていうぐらいの違いしかない。

—確かにそういった気持ちが、現在のKEMURIから放たれている勢いとして伝わってきます。

そうだと思いますね。長いツアーをやって「さあ終わった!」って打ち上げやって、その翌週ぐらいにアメリカ行ってもう録り始めてたから(笑)。その流れが途切れることなく、「SKA BRAVO」を録音しましたからね。それはやっぱり大きかったなぁ。

—では楽曲を録音するにあたり、メンバー同士の確認作業はあったのですか?

ライブだとね、良い意味でも悪い意味でも演奏については、多少のコミュニケーションはあるけど、基本的にはドラムに乗っかる。ただそれがスタジオ録音になった場合に、全てが自然に聴こえてきたり感じるかっていうと、そうでもない部分がやっぱりあったんですよね。

—ライブ・アルバムでない以上、ライブ特有の疾走感が、必ずしもスタジオ録音で自然にとはならない?

多くはテンポ的なことです。KEMURIの曲って、一曲の中でテンポチェンジが何回かあることが多いから、そこだけは改めてこだわった。スタジオ録音になると、ライブのノリ特有の良い意味で乱暴な部分が、不自然な悪い意味での豪快になっちゃうから(笑)。そこだけそうならないように「この曲のAメロはテンポ130、Bメロに入ると135、サビで137になって、間奏で130ぐらいまで落ちる」とか。

—かなり細かな作業ですね。

そういう部分のトラックをドラムの庄至(平谷庄至)くんが作って。なるべくそれに沿ってみんなでスタジオで練習して、違和感のないところを「OK!これならいい!」ってところを相談しました。

─それをツアー終了から僅かな期間で?

そうですね(笑)。

—加えて「PMA (Positive Mental Attitude) のMusic Video (SKA BRAVO Version)も公開されましたが、アメリカでのオフショットも織り交ぜられ、みなさんがタコスを召し上がっているシーンで” TACO BRAVO”という看板が写っていたのがベスト盤タイトルと重なるなぁと思って観ていたのですが?

そう!” TACO BRAVO”から取ったの。「SKA BRAVO」っていうタイトル。カリフォルニアにあるキャンベルっていう街で、サンノゼ空港から20分ぐらい走ったところなんですけど、「Little Playmate」を収録したスタジオのある街なんです。

—その当時からのお店なんですね。

いつも「TACO BRAVO」を通って車でスタジオに行ってたの。安くて量が多いから、録音し終わった後、毎晩のようにみんなで食べてたんですよ。未だに地元の大人気店としてそこにあるから、それで” TACO BRAVO”とかけて(笑)。

─(笑)。変わらずずっとその街にあるっていうのは嬉しいですよね。

嬉しかったですね。味も変わらず美味しかったし!

もっと剥き出しでカッコつけないで、叶えたい新しい夢があってやってる

—そして「F」の話を伺っていきたいのですが、楽曲や歌詞、アレンジ・サウンド面など、制作においてアルバムの指針となるようなものは、日本で作って行かれたのですか?

楽曲は基本的には全曲できていたし、サイズと構成についても殆ど決まっていましたね。ギリギリで全然違うようになった曲も1,2曲はあったのかな。だけど、日本で大枠作って行って、歌詞は半分強は作っていたかな。

—なるほど。それをレコーディング時に固めていかれたと思いますが、先に「SKA BRAVO」を制作したことで、「F」に作用したことはありますか?

ありました。一番個人的に感じてたのは歌詞ですね。やっぱりファーストアルバム、セカンドアルバムの曲の再録が多いでしょう?改めて歌詞を前に歌入れをすると、すごくあの当時の自分を思い出したし、あの当時の自分に語りかけられているような、不思議な気持ちになった。

—確かに、ある意味過去の自分と向き合うことですよね。

セカンドアルバム録音した98年でも、まだ何にもなかったし、大きな会場でライブを演ってたわけでもなかったしね。まだまだ夢を叶えたい人たちがやってるバンドで、夢を叶えたい人が歌ってる歌だったから、すごく心に響いたし、考えさせられるものがあって。

─当時の歌詞から、そういったリアルな自分に気づかされた?

そうですね。あれから20年近く経ったでしょう?改めて、KEMURIを再結成までして「自分はどういうことがやりたいんだろう、みんな何がやりたいんだろう、何をみんなとやりたいんだろう」とか考えちゃって。自分の言葉の使い方とか色んなものに、多少カッコつけ始めて、しばらく経っちゃったみたいな部分を感じたわけ。

—ただそれは20年分の知識や経験が、感性となっていったものではないのですか?

それもありますけど、例えば言葉の一つを取っても、すごい悪い言い方をすると、若干上から目線の自分がいるみたいな(笑)。新しい曲の歌詞に、先輩目線みたいなものを感じたわけよ。歌ってることは基本的には自分でも共感できることなんだけど、もっと剥き出しでカッコつけないで、夢叶えたい人なんだから、叶えたい新しい夢があってやってるはずだから、その気持ちをもっと自分でリアルなものにしたくて、全部書き直したんだよね。

─その剥き出しな気持ちを伝えるために、今作「F」では歌詞の書き直しをされたと伺いました。

例えば「WIND MILL」のタイトルは当初から変わってないんだけど、最後の歌入れの朝まで、歌ってることや内容は何回も書き直したりね。ベスト盤を歌ってから変わったことと言えば、それが一番大きかったですね。

─伝えたいことや表現したいこと、その根っこは変わらないのかもしれないけれども、意図せず使っていた言葉たちがあって、もっと等身大の言い回しは本来できていたはずだったと。

そう。20年前に比べれば、当然のように歳を取っているわけだし。歳を取っていくことで、やっぱりその20年分のカッコよさがあると思うんだよね。それをもっと自分で「これならいいな」って思えるようなものを作ろうと思って。

─それが今回で言うと、表現の部分では歌詞・言葉でしたが、もっと内から出るものをということですよね。

だから不思議なことなんだけど、やっぱり気持ちだなぁみたいな。具体的に言葉も変えたんだけど、「歌い方だなぁ」「感情だよなぁ」とかって意味での気持ちなんだけどね。すごいそれを考えて歌った。

—そうやって歌われた「VEGA」「WIND MILL」「O-zora」と冒頭3曲から、KEMURI節が炸裂している中で、ホーン・アレンジを須賀(裕之)さんが担当されていましたが、バンドとしても1つの変化だったのでは?

今回、「ライブメンバーでやってみよう」という話に決まったときに、ひとつ踏ん切りがついたんですよね。今までホーンアレンジしてくれた霜田裕司(オリジナルメンバー)のもすごく良い。だけど、その後にアメリカツアーもあるし「今のライブメンバーで全部やってみようよ、任せようよ」っていう。それでコバケン(コバヤシケン)と須賀ちゃんにやってもらおうと。それ自体、たいしたことない決断のように思えるんだけど、バンドにとってみるとすごく大きいです。ずっと残るものに対して、人を変えたわけですから。その時点でKEMURI変わったなぁと思ったし。

—「SKA BRAVO」がその変化をもたらしたんですね。その中で「O-zora」を日本詞で歌われていますが、その理由を教えてください。

タイトルでもある「大空」っていう言葉。まずそれが一番使いたい言葉で、次に「つながっている」っていう言葉。アメリカで録音して、殆ど英語の歌詞でしょう?その後のアメリカツアーがあったし、「O-zora」は普段日本語を喋ってない外国人に「大空つながってる」って歌ってもらえたら最高だなと思って作ったんです。

─この楽曲で言えば、平谷(庄至)さんが作曲されていますが、都度、ふみおさんの想いやイメージを作曲者と共に膨らませていくのでしょうか?

そうですね、まず作曲者がどういう風にしたいかって、すごく大切なことだと思うんですよね。やっぱり不特定多数の人に曲をブン投げるわけじゃないですか?遊びや趣味でやってるわけじゃないから、そこにどれだけ他者性を入れられるかというのが、すごく大切なポイントですよね。それを考えていろんなことをリクエストしました。「O-zora」は平谷庄至が作曲者だったから、色んなことを伝えたし。それと同じように、他の曲でも同じように津田紀昭、コバケン、田中”T”幸彦にも伝えましたね。

一番の変化は、それをお互いの良いものだとして受け入れたっていうところ

—それでは、続く「creed」「RAG」と津田さんからの曲でも、同じようにやりとりをされながら?

特に曲に対する丁寧な説明ってあんまりない(笑)。口頭ではね。ただまぁ(付き合いが)長いから「こんなことやりたいんだろうな」とか感じながら、わからないところは「ここらへんどうなの?」とか聞きながら作業していったって感じです。そもそも、「どういうアルバムにしよう?」とか、あんまり話しないんですよね。

─そうなんですか?

大枠で「こんなアルバム」「前回はこうだったから」「前にこれ作ったから」とか、当然それを踏まえてみんな曲作るし、歌詞も書くでしょう?考えてる上でのことだから、そこまで決め込んでやらないっていうか、できない感じなんだよね。「じゃあ、次は90年代スカパンクバリバリのアルバムを作りましょう」とかね(笑)。

─(笑)。それはメンバー同士が今のバンド・個々の状態を理解し合っているから、敢えて言葉にしなくても、生み出される曲・歌詞を受け入れられし、結果としてバリエーションも増えていった?

やっぱり作曲者が「RAMPANT」ですごく増えたし、僕以外は曲作ってるしね。更に今回は各作曲者が複数曲作ってるから、バラエティに富んだアルバムになってると思うんですよね。ただ個人個人が作ってるのものは、実は昔からそんなに変わっていなくて…やっぱり解散前のある何年間かは、各人が自分の作る曲にバリエーションを求めて、模索していた時代っていうのが当然あったんです。自分にとってスッと出てくるほど、ナチュラルなものじゃない楽曲っていうか。

─同様にふみおさんでは、歌詞の部分についても模索されていたかもしれないですね。

多分あったと思う。そうやっていたこともあったんだけど、長い活動の中に解散して再結成して、改めてまたBlasting Room Studiosでレコーディング行ったりして。そこでやってるビルがDESCENDENTSとかALL(ポップパンク/メロコアの元祖的バンド)をやってるわけですよ。DESCENDENTSなんて、毎回同じような曲を30年以上やり続けているバンドで、「もう、それでいいんじゃないのかな」っていう話に近年すごくなっていて。

—KEMURIなんだから、KEMURI節が出るのは当たり前だよっていう?

そう。例えば津田紀昭はアプローチを変えて云々って、そこまでしなくなってる。「creed」「VEGA」みたいな曲って、多少の違いはあるけどファーストアルバムからやってることだからね。みんな良い意味で、自分に開き直って曲作ってるし、僕も言葉にしてる。ただ一番の変化は、それをお互いの良いものだとして受け入れたっていうところじゃないかなって。

そのときにしかできないこと、なるべく今までやったことないことをやりたい

—そうやって作られる楽曲は、どれも「KEMURIの曲だよ」と胸を張って提示できて、それが「F」なんだと思います。

前はKEMURI節っていうと、津田紀昭が作ったものがやっぱりKEMURI節であって。津田紀昭と伊藤ふみおの「PMA」「New Generation」とかね。それ以外はリード曲にもならなかったけど、今回は平谷庄至が作った曲がリード曲になっているわけで、そういう変化が面白いなと思いましたけどね。

─確かに今回のアルバムに収められている楽曲は、ある意味でシングルライクな曲が収められていました。その中でコバヤシさんによるインストゥルメンタル「LADYBUG」の存在は、「F」の中でも大きいと思うのですが?

これはね、コバケンが何曲か作ったんですよ。で、結局「LADY BUG」っていうタイトルになる曲を録音するぞって決まったのが、ドラム録りする20分前だったの。

─ええええ!?

それまで、全然余裕がなくて。「結局、コバケンの曲入れるの?入れないの?」みたいな話になって、それを一週間ぐらいズルズルと時間が過ぎてしまったんです。「結局どうするんだ?俺、最後の一曲でドラム録るのか、録らないか?」って平谷庄至から話があって、「じゃあ録ろう」って決まったのがドラム録りする20分前で(笑)。

—(笑)。構成とかどうされたんですか?

そっから平谷庄至とコバケンがスタジオ入って「庄至さん、ここのフィルはこうしてください」「ここはこういう構成で」とかやって。だから入ったこと自体が奇跡的な(笑)。それでも、今までのKEMURIにあったようでないような、スカの明るいアップテンポでダンサブルな曲になりましたからね。

—「somebody」への流れもマッチしていましたし。

コバケンは最後まで「いや、僕の曲は今回なくていいんじゃないですか?」って言ってたから「いや、絶対入れた方がいいよ」って。そのあと、アルバム通してみて「入れた方が良かったでしょう?」って聞いたら「はい」って(笑)。それで入れたの。やっぱり、新しいアルバムを作るのって、そのときにしかできないこと、なるべく今までやったことないことをやりたいからね。

—「HATE」の歌詞に注目すると、”Hate! Hate!”を繰り返している中で、強烈に最後の一節にある”I love”や、対義語となる”Love”へのイメージが出るんですよね。

そうなんですよ。これは本当にわかりやすく”Hate! Hate!”と。この曲で言いたかったことって、「HateはHateで良い」ってことなんだよね。一番いけないのはignore(無視)で、スルーしちゃうのが一番いけないから。Hateっていうのはある意味主張なんだから、愛があるのかないのかとかは、受け取る側によってしかないけど、Hateってそんなに悪者でもないんじゃないかなっていう。使い方次第だとも思うし、ひとつの言葉のイメージに対して、観念的にアレルギー反応を起こすような時代だからね。カッコよく言うと、それに対するちょっとしたテーゼというか(笑)。

—(笑) 。ふみおさんの歌い回しにも柔らかい印象を受けますし、その感情になるよりも、むしろ笑えるくらいがちょうど良いのかもしれないですね。

そんなことを感じられると良いかなっていう。「あのときそうだったな」って思えたら良いなって。実際、この歌詞で歌ってるみたいなすっごい腹立ってるヤツとか、すっごい嫌いなヤツとかいまだにいるし、歌詞の通りです。それさえ、若干笑えるぐらいの感じになったからまぁ良いかなと思って歌にしました。

─ある意味、大人な対応ですね(笑)。

やっぱり歳を取って(笑)。今年でKEMURIを作って20年だからね。20年過ぎて、「随分と嫌味な曲をニヤニヤしながら歌えるようになったもんだな」って自分でちょっと可笑しかったですけど(笑)。ノリ的にはなんか落語みたいな感じ(笑)。

─「Aye! Aye!」では、落語じゃないですけど、言葉遊びに近い部分がありますよね。

やっぱり、英語で歌うってそういうことだと思うんだよね。英語を喋れない人間が、アメリカまで行って録音するってすっごい大変なんだけどね。みんなは”Recording English”って、ふざけて言ってるけど(笑)、限られた言葉の中で、一生懸命コミュニケーションとろうとしてるからね。まぁ、投げかけないと返ってこないし、レストランの予約したり、私生活でも大変だよね。そういう楽なことばっかりじゃなくても、英語で歌ってる意味ってそこだと思うんですよね。世界を意識してるわけだから、大変で当たり前みたいなところはあるし。

—それを20年前からKEMURIは意識して取り組んでいましたよね。

ただ、大変大変っていう部分だけ切り取っちゃうと大変なんだけど(笑)。明るくOther sideを歌えないかなって。

─結局のところ、英語自体を自分がどう捉えて取り組むかで、表情も変わってくるということですよね。

そう。20年前に無かったものをみんな持ってるけど、良いところばっかり取ってたら、インターネットなんて大変じゃない?携帯電話にしてもインターネットにしても、20年前と今を比べてどっちが生活豊かなんだろうなって。

—利便の向上が、必ずしも豊かさに結びつくとは限らないですよね。

ふと、20年前の方がある意味、もっと豊かだったんじゃないかなって思うんだよね。今、YouTubeとかiTunesで聴きたいと思える音楽がすぐ出てきちゃうけど、昔はわざわざレコード屋行って、話しかけたくもないのにレコード屋の店員に話しかけてさ(笑)、手が真っ黒になるまで探すわけじゃない?そういう時代の良さを知ってるから、全てが豊かになってるばかりじゃない、良くなってるばかりじゃないなっていう部分を感じたから、「世界の国からこんにちは」じゃないけど(笑)、そういう部分も歌にしたかったし。

—若干、それも嫌味半分みたいな曲ですけどね(笑)。でもすごく今の時代を捉えていて、先程の音楽の話のように、苦労して手に入れた物の残り方の良さを知っているからですし。

もうさ、みんな知ったようなさぁ「あー!KEMURIね!」「アメリカでライブやってるんだよね」「アメリカの人どうだった?」とか言うし、自分もそういうことを言っちゃうわけじゃないですか。でも、それってどうなのっていう(笑)。そういうユーモアを交えて、これからも歌っていければなぁと思ってますけどね。

─この曲は様々な”こんにちは”があるので、そこの国々と歌詞の中で繋がれてるという部分は音楽ならではのことですよね。

そうですよね。昨日聴き直してて、本当にその”こんにちは”を言ってるポルトガルやスワヒリに行きたいなって思ったな。

─次に「FLY」の歌詞に注目したいのですが、「眺めていた8月の夕陽」「心の中に何かが生まれた時」という、情景をイメージさせられる言葉がありました。これはふみおさん自身が経験したことなのでしょうか?

そうですね。躊躇し続けてないでぶっ飛ぶような気持ちになってみて、すごい怖かったけど、そのときにちょっと見えた景色が素晴らしくて、未だに何かあったときに自分を勇気づけてくれる。そんな経験しちゃったから、またそういう状態になった時に飛べるような自分になりたいなって。そのとき、どんな景色が見れるんだろうっていうわくわく感っていうのもあるしね。

—リスナーとも共有しやすい内容ですよね。

それって自分だけのものじゃないし、どんな職業であってもみんなある程度の歳になったら、必ずそういう経験してるだろうって思うし、そういう共通点があるんじゃないかな。

—続く「FAITH」では「FLY」同様、アルバムタイトルにも通ずる「F」が含まれていますが、この楽曲が出来た時点でアルバムタイトルも決まっていたのでしょうか?

ずいぶん後からでしたね。「FAITH」は曲のタイトルなだけであって、アルバムのタイトルは全然決まんなくて。アルバムの「F」はね、以前に交通事故で他界したトランペッターの森村亮介が「SONG FOR MY “F”」ってタイトルの曲を作ったんですけど、その”F”から取ったの。

—「FAITH」や「FLY」に含まれていたのは偶然だったんですね。

そう。当時、亮介に「”F”って何?」って聞いたら「FamilyとかFriendsとか自分の大切なものなんですよ」って。ふみおの”F”じゃないんだって(笑)。

—確かに(笑)。

そのときはそこで話が終わって。ちょうど今年で森村亮介の十三回忌で、いろんな意味で一区切りだし、亮介へのオマージュもあって「F」です。亮介が言ってた”Friends”、”Family”を大切にしながら、「さぁ、今のKEMURIやこれからのKEMURIはどんな”F”を大切にしていくんだ?」ってテーマ。

—その中には「FAITH」もあると。

この「FAITH」も”F”だって、自分で発見したときにちょっと嬉しかったですね。

─アルバムタイトル「F」には、今のKEMURIの意思も込められているんですね。

そうです。亮介から引き継いだものと、これからも大切にしていきたい「F」ですね。

—「We want to know!」については、ギターソロが印象的で、今までのKEMURIにないような表情を出せていますよね。

あったようでなかったグルーブの曲ですよね。すぐにメロディに「We want to know〜」って言葉が思いついた。「隠さないで教えてもらいたんだよ、教えてもらえることは」という歌詞だから、「あんまりシリアスにならないようなアレンジにできないかな?」ってTに言ったかなぁ。それでギターソロが後からついたんだけど、まさかこんなギターソロがついてくると思わなかったから、Tが「どうですか」って言うから「これ、めちゃめちゃ良いじゃん」って。

─ふみおさんが仰った「あったようでなかった」が、今のKEMURIを象徴しているように思います。

そうですね。Tって面白くてさ、ギターを持っていないでその辺歩いてると、あんまりギター弾く人間に見えないんだよね(笑)。専門学校でギターや作曲を教えてたぐらいだから、知識も経験もあるし、ギターもすごく巧い人間なんだけどね。どちらかというと、ゆるキャラみたいな感じだし(笑)。

—(笑)。でもバンドにとって、そういった和むキャラクターは重要じゃないですか?

重要ですね。「着る服をこうした方がいいよ」とか、色々うるさいこと言うんだけど(笑)。でも音楽的な部分ではね、びっくりするような引き出しをKEMURI再結成以降にもたらしてるわけですよ。それは他のメンバーも認めてる。このソロにしても、どうやってKEMURIとしてやればいいのかってわかんないんだけど、こうやってやるとKEMURIっぽいみたいな。これは再結成以降のKEMURIが、良くて楽しいっていうのを象徴した最たる切り口のところだと思いますね。

─再結成以降、Tさんが導いてくれる楽曲が多いように感じます。

多いですね。やっぱり「ALL FOR THIS!」の「Mr.SMILEING」とか、そこまで踊れる曲じゃないけど、すごく心に響くような曲も書くしね。津田紀昭とも、その辺は認めてるね。

—そのTさんの作曲による「PAIN」については、アコースティック・ギター、ボイス、コーラス、クラップと最小限の編成となっていました。これは楽曲が持ち込まれたときからアコースティックだったんですか?

いや、最初はバンドアレンジで、ドラムも管楽器も入ってた。

─え??このアプローチ方法はどこから変わったのですか?

まず、良い曲はアコースティックでやっても、バンドアレンジでやっても良いでしょ?最初のバンドアレンジのときから「PAIN」って良い曲だなって思ってたの。ただですね、色んな曲を録音していく中で、バンドアレンジの「PAIN」が前作で言うと「brand new world」、前々作で言うと「one drop」、所謂エモって言われるようなTの書く曲と、ベクトルがすごく似てたんですよね。

—新しいアルバムと考えたときに、少し躊躇してしまう?

良い曲だけど、バンドアレンジの新鮮味がどうなのかなぁって。でも、今のKEMURIを聴いてもらうのに、入れないのも勿体ない。で、「ちょっとアコースティックやってみない?」ってTに投げてみたの。最初は「うーん」とか言って、すごいネガティブだった。「アコースティックだからTと僕がやれば済む話で、みんな巻き込まないからやってみて、ダメだったらバンドアレンジでも良いんじゃないの?」なんて言って。で、やってみたらこれが良かったんですよ。そしたら平谷庄至が「ハンドクラップ入れようよ」ってノリノリで言ってて。

—周りのメンバーの感触も良かったんですね。

実は、ハンドクラップを別に入れても入れなくてもどっちでもって、Tも僕も思ってたんだけど(笑)。平谷庄至がノリノリだから、スタジオの人、スタッフ、その場にいたメンバーと一緒にハンドクラップしてもらって。そしたらすっごく楽しい盛り上がった録音になって、やっぱハンドクラップ入れて良かったなって(笑)。ただの思いつきなんだけど、良い楽曲をマジメにマジメにバンドアレンジで作って前作から、ここに来てちょっと変化球だけど、「本当に曲が良いってことなんだろうね」って話をみんなとしてたんだよね。

─今回、アプローチ方法がアコースティックでしたが、そのバンドアレンジを超えるものを今のKEMURIなら出来てしまう?

うーん、バンドアレンジは今までのKEMURIって感じ。思いつきだとしても「やってみましょう」って言ってやったTがいるKEMURIが、やっぱり今のKEMURIで、それを聴いてみんながいいねって言ったっていう。小さなことだけど、ひとつになれてる感じが今のKEMURIなんじゃないかと思うんですけど。

─楽曲に各パートとして関わっていなくても、KEMURIとして成立が出来る部分がありますね。しかも、今回ハンドクラップが入ったことによって、ライブが楽しみです。お客さん側としても、ハンドクラップしたくなる曲になっていますし。

そうですね!ハンドクラップ是非していただきたいな。演奏中は緊張するけど(笑)。

—(笑)。前作「RAMPANT」での幅広い内容から、今回のお話からも「F」はそれを超えるかのようなアルバムになったと思います。良い意味でKEMURI=スカパンクという方程式の前に、”KEMURI”という絶対的なスタイルを示せた「F」が、ある意味”ベストアルバム”と言っても過言ではないのではないでしょうか?

そう言っていただくと本当に嬉しいし、作って良かったなと思うんだけど、作る側だからまだよくわかんないの。今出来ることはやったって感じ。ほんっと一個一個考えて選んだ言葉や曲がひとつ完結したっていうだけでね。

─楽曲を披露していくことで、バンドの血肉にもなりながら、その答えが出るのかもしれないですね。

そうなの。ただ、バンドのメンバー内では「また作りたいね」って話にはなってる(笑)。アメリカツアーのときからなってて、空っぽになってライブをやると、それが数万人であっても数十人であっても、その景色が自分の中のひとつの引き出しになるんだなって感じがあるから。

—KEMURIはライブ・バンドですしね。

その繰り返しを自然な形で、これからもずっとやりたいなっていう気持ちではある。そこからまた何が生まれてくるのかは、すごく変な言い方だけど、人と人との化学反応だから、作ってみないとわかんないんだよね。だからライブをやっているんだと思うしね。

—そのライブですが、まず9月には「KEMURI 20th Anniversary Japan Tour SKA BRAVO」が控えていますが、4つのスカパンク・バンドが日本で観られるという、かなりプレミアムなツアーになりそうですね。

そうなんですよ!もう、いちファンになってその3日間は楽しもうと思ってますし、どんなことが起こっていくかがとにかく楽しみです。REEL BIG FISH、LESS THAN JAKE、SKANKIN’ PICKLEが日本に帰ってきて良いライブが出来るような場をKEMURIとしても頑張って作りたいし、逆にアメリカに呼んでもらえるような、楽しいライブにしたいなと思っています。だから、本当にたくさんの人に観に来てもらいたいですね。

—そして間髪いれずに10月からは「KEMURI 20th Anniversary Tour 2015 “F”」となり、これまの楽曲と「F」の楽曲がどう化学反応を起こすかが楽しみなツアーともなりそうですね。

そうですねぇ。ね、どうなるんだろう(笑)。みんなには、「本当にKEMURIの音楽聴いてもらって感謝してます。ありがとうございます。」ってことを伝えたいです。なんだかんだ言って人生を楽しんで、今を謳歌している人間たちがKEMURIとして、ひとつのグループとして作った音楽だから、それを聴いてどんな気持ちになるのか、それを想像してワクワクしてます。アルバムを聴いてもらったら、是非KEMURI体験しに、どんなオーラを出してんのか感じに、ライブ会場に足を運んでもらえたらと思います。


取材:2015.06.22
インタビュー・テキスト:Atsushi Tsuji(辻 敦志) @classic0330
photo:Hiromi Morimoto

リリース情報

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■KEMURI / F 2015年07月15日

 

 

[CD] CTCD-20026 2,500円(税抜)初回紙ジャケット仕様
[CD+DVD] CTCD-20025/B 4,200円(税抜)初回紙ジャケット仕様

[CD] CTCD-20024 2,500円(税抜)

[CD+DVD] CTCD-20023/B 4,200円(税抜)

■KEMURI / SKA BRAVO 2015年06月17日

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【ライブ情報】

< DOBERMAN presents MOONSTRUCK JAMBOREE 2015 >
2015.07.18 開催
< JOIN ALIVE >
2015.07.19 開催
< FUJI ROCK FESTIVAL ’15 >
2015.07.25 開催
< rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015 >
2015.08.09 開催
< Sky jamboree 2015 〜one pray in nagasaki~>
2015.08.23 開催
< BAYCAMP 2015 >
□2015.09.05 開催<KEMURI 20th Anniversary Japan Tour “SKA BRAVO” 2015/9/25~2015/9/27>
□9/25 (金) 17:30/18:00 大阪 なんばHatch SMASH WEST 06-6535-5569
□9/26 (土) 16:30/17:00 名古屋 ダイアモンドホール JAIL HOUSE 052-936-6041
□9/27 (日) 16:30/17:00 東京 新木場STUDIO COAST SMASH 03-3444-6751
*料金:前売¥6,000・ドリンク代別■大阪公演:ローソン(L:56880)・ぴあ(P:256-212)・e+・TOWER RECORDS(梅田大阪マルビル店/梅田NU茶屋町店)
■名古屋公演:ローソン(L:45987)・ぴあ(P:256-315)・e+
■東京公演:ローソン(L:70120)・ぴあ(P:256-061)・e+・岩盤
企画制作:フルドラゴン/avex music creative/SMASH
お問合せ:03-3444-6751(SMASH) PC http://smash-jpn.com MOBILE http://smash-mobile.com<KEMURI 20th Anniversary Tour 2015「F 2015/10/4~2015/12/20>
□10/4 (日) 16:00/17:00 札幌 ZEPP SAPPORO SMASH EAST 011-261-5569
□10/10 (土) 17:30/18:00 神戸 VARIT. SMASH WEST 06-6535-5569
□10/11 (日) 17:30/18:00 京都 MUSE SMASH WEST 06-6535-5569
□10/16 (金) 18:30/19:00 千葉 LOOK SMASH 03-3444-6751
□10/17 (土) 17:30/18:00 熊谷 HEAVEN’S ROCK SMASH 03-3444-6751
□10/18 (日) 17:30/18:00 さいたま新都心 HEAVEN’S ROCK SMASH 03-3444-6751
□10/22 (木) 18:30/19:00 水戸 LIGHT HOUSE SMASH 03-3444-6751
□10/23 (金) 18:30/19:00 宇都宮 HEAVEN’S ROCK VJ-2 SMASH 03-3444-6751
□10/24 (土) 17:30/18:00 柏 PALOOZA SMASH 03-3444-6751
□10/31 (土) 17:30/18:00 松本 Sound Hall a.C FOB新潟 025-229-5000
□11/1 (日) 17:30/18:00 金沢 Eight Hall FOB金沢 076-232-2424
□11/3 (祝) 17:00/18:00 新潟 LOTS FOB新潟 025-229-5000
□11/7 (土) 17:00/18:00 横浜 Bay Hall SMASH 03-3444-6751
□11/8 (日) 17:30/18:00 浜松 窓枠 JAILHOUSE 052-936-6041
□12/5 (土) 17:30/18:00 仙台 Rensa GIP 022-222-9999
□12/6 (日) 17:30/18:00 盛岡 CLUB CHANGE WAVE GIP 022-222-9999
□12/12 (土) 17:30/18:00 長崎 DRUM Be-7 BEA 092-712-4221
□12/13 (日) 17:00/18:00 福岡 DRUM LOGOS BEA 092-712-4221
□12/19 (土) 17:30/18:00 広島 CLUB QUATTRO YUMEBANCHI 広島 082-249-3571
□12/20 (日) 17:30/18:00 高松 DIME デューク高松 087-822-2520
*料金:オールスタンディング¥4,000(10/4 ZEPP SAPPOROのみ、1Fオールスタンディング¥4,000/2F指定席¥4,500)
*全公演ドリンク代別
*小学生以下は保護者同伴に限り、入場無料。ただし2F指定席の会場で、お席が必要な場合は有料。
<一般発売> 7月11日(土) 全国一斉発売開始
■札幌公演 チケットぴあ(P:265-546)・ローソン(L:14733) ・e+(pre:7/1-5)・タワーレコード札幌PIVOT店
■京都公演 チケットぴあ(P:265-379)・ローソン(L:59836) ・e+(pre:6/16-24)
■神戸公演 チケットぴあ(P:265-379)・ローソン(L:59836) ・e+(pre:6/16-24)
■千葉公演 ローソン(L:70511) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P:265-515 )
■熊谷公演 ローソン(L:70512) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P:265-515 )
■さいたま公演 ローソン(L:70513) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P:265-515 )
■水戸公演 ローソン(L:70517) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P:265-515 )
■宇都宮公演 ローソン(L:70518) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P: 265-515) ■柏公演 ローソン(L:70520) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P:265-515 )
■松本公演 チケットぴあ(P:265-872)・ローソン(L:71861) ・e+(pre:6/27-7/2)・FOB TICKET
■金沢公演 チケットぴあ(P:265-870)・ローソン(L:51805) ・e+(pre:6/27-7/2)・FOB TICKET
■新潟公演 チケットぴあ(P:265-873)・ローソン(L:71867) ・e+(pre:6/27-7/2)・FOB TICKET
■横浜公演 ローソン(L:70521) ・e+(pre:6/16-22)・チケットぴあ(P: 265-515)
■浜松公演 チケットぴあ(P:265-648)・ローソン(L:47953) ・e+(pre:7/4-6)
■仙台公演 チケットぴあ(P:264-723)・ローソン(L:23280) ・e+(pre:6/16-7/1)
■盛岡公演 チケットぴあ(P:264-723)・ローソン(L:23280) ・e+(pre:6/16-7/1)
■長崎公演 チケットぴあ(P:265-657)・ローソン(L:86235) ・e+(1次pre:6/16-21・2次pre:7/1-5)
■福岡公演 チケットぴあ(P:265-657)・ローソン(L:86236) ・e+(1次pre:6/16-21・2次pre:7/1-5)
■広島公演 チケットぴあ(P:265-824)・ローソン(L:69013) ・e+(pre:6/29-7/2)
■高松公演 チケットぴあ(P:266-040)・ローソン(L:69033) ・e+(pre:6/16-23)・d-ticket

【アーティスト情報】

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