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WANIMA全国ツアーのファイナル公演「WANIMA COMINATCHA!! TOUR FINAL LIVE VIEWING ZOZO MARINESTADIUM」はスタジアムでの初の無観客ライブ!!ド迫力ライブを10万人が視聴!!

スリーピースロックバンド:WANIMAが2020年9月22日(火・祝)にZOZO MARINE STADIUMで、全国ツアーのファイナル公演「WANIMA COMINATCHA!! TOUR FINAL LIVE VIEWING ZOZO MARINESTADIUM」を自身初の無観客ライブという形で開催。

この公演は当初過去最大25万人を動員予定だった全国ツアーが新型コロナウィルスの影響により30公演中アリーナでの16公演が中止となり、未発表となっていたツアーファイナル。WANIMA初となる無観客ライブは、スタジアムでのライブをできるだけ実際のライブに近い形で体感してもらいたいというメンバーのこだわりから、全国286の映画館と12のライブハウスを使用した「ライブビューイング」と「配信ライブ」という形で開催された。

当日のライブではスタジアムに2万5000本のサイリウムを設置した会場全体を使った演出や、ドローンによる空撮、更にこのライブのために開発された[世界初となる映像技術soundiv.(※)]による映像演出、本編ラストでは打ち上げ花火も飛び出し, 配信ライブだからこその演出、そして圧巻のライブ演奏とともに全17曲にわたるド迫力のライブを披露。本編終了時には本日9月23日に2nd MINI ALBUM「Cheddar Flavor」を発売することも発表されなど、お客さんに喜びと驚きを与え続けたツアーファイナルはおよそ10万人が視聴し、Twitterトレンド1位を獲得するなど追い求め続けてきたこの公演を見事完遂した!!

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■ライブレポート text by 小川智宏

新型コロナウィルス感染拡大の影響で中断、アリーナ16公演が中止となってしまったWANIMAのツアー「COMINATCHA!! TOUR 2019-2020」。やむをえないこととはいえ、この春WANIMAに会えることを楽しみにしていたファンも多かったはずだ。それはメンバーも同じ。止まってしまったツアーにちゃんと決着をつけるべく、ついに「ツアーファイナル」が開催された。それもとんでもないスケールで。WANIMAがZOZOマリンスタジアムから届ける無観客ワンマンライブ「COMINATCHA!! TOUR FINALLIVE VEWING ZOZO MARINE STADIUM」。インターネットでの配信に加えて全国286の映画館と12のライブハウスでのライブビューイングも実施され、ツアーで回ることのできなかった地域も含めた全国のファンに向けて繰り出されたライブは、WANIMAの3人の思いをすべて注ぎ込んだ熱演となった。

開演時間の19:00になると映像が切り替わり、スタジアムの全景が映し出される。そして「カミナッチャのテーマ」が流れ出すと、スタジアム中に配置された無線でコントロールされたサイリウムがカラフルに光を放ち始める。そこにKENTA、KOSHIN、FUJIの3人が登場。「COMINATCHA!! TOUR FINAL、ZOZOマリンから開催しまーす! 見とるか! 見とるか!」というKENTAの呼びかけとともにスタートした1曲目は「JOY」だ。ときおりカメラのほうに顔を向けながら熱唱するKENTA。KOSHINは空を見上げて笑顔を見せる。序盤から怒涛の展開のなか、ハードなリフが炸裂する「Japanese Pride」、ピンクのライトに照らされるなか湿り気を帯びたメロディが雨も相まって映える「BIG UP」。スタジアム中のサイリウムが光る演出もひときわ美しくライブを盛り上げた。

「ZOZOマリンスタジアム、めちゃくちゃ楽しいです、ありがとう!」そうオーディエンスに語りかけるKENTA。ライブでの彼はいつもお客さんひとりひとりの目を見るように語りかけるが、この日は直接顔を合わせられないぶん、いっそう丁寧に言葉を重ねているように見えた。自宅、映画館、ライブハウス、それぞれの場所でこのライブに参加しているひとりひとりに向けて、「どんどん行きます!」と宣言するKENTA。「いつもと違う夏をどんな感じでお過ごしでしょうか?」という一言から放たれた「夏のどこかへ」と「GONG」を挟んで、KENTAがひとり語り始める。遠くに行ってしまったお祖母ちゃんに向けて書いた歌をやります、自分のことで申し訳なかだけど、たぶん今もどっかで見とるはずだから――そうして演奏されたのは、そう、「Mom」だ。さらに強まったように見える雨に打たれながら、思いの丈を広く、遠く届けていくKENTAの歌。FUJIの叩くドラムからも水しぶきがあがる。スタジアムのスケール感と曲に込めた感情が相まって深い感動を覚えるシーンだった。

ここでメンバーは「Baby Sniper」を歌いながら花道の先に作られたセンターステージに移動。SNSでのコメントを読み上げたりしながらたどり着いたステージでは3人で向かい合うポジションで新曲「MILK」を力強く鳴らすと、立て続けに真夏のエロかっこいいソング「渚の泡沫」へ。この曲と続く「いいから」では、この日のために準備された世界初の映像技術「soundiv.」によって、ステージを取り囲むようにセッティングされたカメラによるリアルタイル360°映像が映し出されると、配信ライブならではのインパクトを生み出した。そして、「今見てる場所からともに歌ってもらってもいいですか?」という問いかけを経て、WANIMAとファンを結ぶ1曲「ともに」を届ける。メンバー3人がお互いを鼓舞するように向き合って鳴らし出すテンションの高い音がひときわ力強い。

センターステージで4曲を披露し、再びメインステージに戻った3人。KENTAは会場の美しさを「みんなに見せたかった」と正直な感想を口にする。それでも「なんとかみんなに届いていることが嬉しい」とこのライブを実現できた喜びを語ると、今日という日に懸けた思いを語り始めた。「俺らもライブ中止になったけど、みんなもいろいろあったと思う。これからもWANIMAとともに生きていってほしいと思います。いつも大丈夫とは言わんけど、今日は言わせてください。大丈夫やから。生きとったらなんとかなるから」。なぜこういう形でライブをするという決断をしたのか。どんな思いを抱いてこのステージに上がったのか。その思いのすべてを乗せた「りんどう」で、全身全霊で歌うKENTA、気持ちの入ったギターを弾くKOSHIN、雨に時折顔をしかめながらもスティックを思いっきり振り続けるFUJI。生のストリングスセクションも参加した温かみのあるサウンドが心に響いた。本編ラストは一転してアッパーな「GET DOWN」。明るく照らし出されたステージで、3人の笑顔が弾ける。曲の終わりには3人の後ろに大輪の花火がいくつも上がった。それを見上げるKENTAの表情が印象的だった。

と、そこにいきなりカウントダウンの映像が挿入される。「緊急告知」の文字に続いて明らかにされたのは、9月23日(つまりこのライブの翌日!)に新作ミニアルバム『Cheddar Flavor』をリリースするというWANIMAからのプレゼントだった。今アナウンスして、明日にはお店にCDが並んでいる。いろいろな人の協力のもと実現したこのサプライズに、KENTAも「ヤバくない?」とはしゃいでいる。3人がピザを囲んでいるジャケット写真も公開して、その新作からタイトル曲「Cheddar Flavor」を披露。重たいリフとリズムが引っ張るパワフルなナンバーだ。そして最後に演奏されたのは、こちらも新作に収録される……というより、「COMINATCHA!! TOUR」で演奏され、その後ツアーが中止になるやいなや最速で配信リリースされたという意味で今年のここまでのWANIMAの始まりとなった1曲「春を待って」だった。前と同じようにゼロ距離でともに歌える「春」が来るその日までの約束の歌。「応援するから、応援してくれよ!」。WANIMAとファンの関係を一言で言い表したようなKENTAの言葉とともに、長かったツアーの「ファイナル」は幕をおろしたのだった。

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