WANIMA全国ツアーのファイナル公演「WANIMA COMINATCHA!! TOUR FINAL LIVE VIEWING ZOZO MARINESTADIUM」はスタジアムでの初の無観客ライブ!!ド迫力ライブを10万人が視聴!!

序盤のMCでは映画館・ライヴハウスとをつないだ映像がバックスクリーンに映し出されたりと、相互のコミュニケーションを感じさせる一幕も盛り込まれていた。「繋がっている」。彼らの変わらぬメッセージが、何もかもが急激に変わってしまった世界を繋ぐための最もシンプルな答えを提示していくようなライヴである。何より3人自身が今ここで音を鳴らしていることを全力で楽しんでいる姿こそが、ライヴハウスの観客の高揚に繋がっていった。肩も組めないし、WANIMAのライヴで毎度巻き起こっていた大合唱もない。それでも湧き上がってくる熱を各々が感じ合いながら、WANIMAを見守るようにして爆音を楽しんでいる個々の表情が何よりも感動的だった。

本編ラストの“GET DOWN”が演奏されたのち、スタジアム後方に巨大な花火が上がる。約90分のライヴもこれにて大団円……と思いきや突如放映された緊急告知映像。「2nd MINI ALBUM Release」の文字を見て、F.A.D内に歓喜の声。しかし次に映し出された「2020.09.23 In Stores」を目の当たりにして、驚きと歓喜の入り混じった異様などよめきが起こった。つまり前日の21時に告知、翌日発売というサプライズリリース。

楽しみや未来が一旦ぶった切られてしまった今に対して「少しでもワクワクすることを」というWANIMAの想い、WANIMAチームの気持ちがここには表れている。

「普段は大丈夫とか頑張れって言わない。みんなが大丈夫じゃないのも知ってるから。だけど今日だけは、大丈夫って言いたい。大丈夫やから。生きていれば大丈夫やから」--。

これまでとは違う言葉と、これまでとは違うライヴ。しかし変わらずに自分たちの今を生きていく姿勢だけを共有していれば、またきっと逢える。そんな気持ちだけで駆け抜けたWANIMAに、ライヴハウスのスタッフからも観客からも拍手が鳴り止まなかった。

Photo by 瀧本JON…行秀

1 2

3