『ジョン・レノン 失われた週末』監督インタビュー&オピニオンコメント到着

ジョン・レノン 失われた週末

ザ・ビートルズのファンには周知の事実ながら、本当の事情はよく知られていない、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた「失われた週末」と呼ばれるプライベートな日々。その時期、ジョンはどこで、誰と、どんな生活を送っていたのか―。「失われた週末」は本当に「失われ」ていたのか。その真実に迫る奇跡のドキュメンタリー『ジョン・レノン 失われた週末』が5月10日より日本公開となる。

今回、『ジョン・レノン 失われた週末』のイヴ・ブランドスタイン監督の特別インタビューが到着した。映画化のきっかけは、メイ・パンとの出会いだった。25年前に「ジョンとの人生を映画化したい」と持ち掛けた。「「失われた週末」の真実を映画として発信することで、操られて深い恋に落ち、そして置き去りにされた勤勉な少女にきっと多くの女性たちが共感すると信じ、真心と傷心を分かち合いたかった」と振り返る。だが、メイからは時期尚早だと断られてしまう。その後もイヴ監督はメイの友人として交流を続けた。やがて、メイ・パンが「真実を伝えたい」と大きな決断を下した。この言葉が引き金となり、リチャード・カウフマン、スチュアート・サミュエルズと3人で共同監督として本作の製作が決定。ジョンがメイのために描いた絵や落書き、親密な生活で互いを撮影した写真などにインスパイアされながら、ジョンとメイの愛に溢れた日々を伝える作品作りを進めていった。
「メイにとってその「週末」は一瞬の戯れではなく、ロサンゼルスとニューヨークの両方で過ごした、18カ月に及ぶジョンとの生活と愛の日々なんだ」とふたりは親密な関係で結ばれていたと指摘する。一般的に知られている誤解について、「奔放で無責任な時間などではなく、生産性と覚醒と情熱の期間だった」と、ジョン・レノンが公私ともに充実した日々を過ごせたのは、メイ・パンという存在があったからだと語っている。

イヴ・ブランドスタイン監督が25年の歳月をかけて完成させた『ジョン・レノン 失われた週末』をいち早く鑑賞した著名人からのコメントが到着した。フリーアナウンサーの久米宏は、監督やスタッフが敬意を込めて仕上げた本作を「ピントも合っていないしぶれている画面も多い。しかし見終わってみるとそれで疲れるわけではない。編集者をはじめスタッフのジョン・レノンへの愛情が全てをコントロールしているからだろう。心から思った。彼にはもう少し長生きして欲しかった。」とジョンへの想いを寄せた。ミュージシャン・俳優として活躍するダイアモンド☆ユカイは「この映画を見て思ったのは、人間は誰でも2人以上の人物が宿っている。自由な不良少年のジョン・レノンとインテリの大人になったジョン・レノンの葛藤。要するにダブルファンタジーは愛であり、失われた週末は恋であったのかもしれない。レノンが死ぬときにどちらを思い描いて天に召されたか。それはこの映画を見て想像する浪漫だ」と、ジョン愛に溢れたコメントを寄せた。音楽家の岡村靖幸は「こんなに貴重で重要なドキュメンタリーは珍しいです。めちゃくちゃ面白い」と語り、その岡村靖幸とユニット“岡村和義”で活動しているミュージシャンの斉藤和義も「やはり物事は一方でだけでなく、多面的に見ないと分からないと改めて思いました。初めて見る映像も写真も沢山で、それだけでも見応え充分です。」と続け、ファンならずとも観どころ満載の作品だと太鼓判を押している。
1973 年秋からの 18 カ月、ジョンはどこで何をしていたのか―。「失われた週末」は本当に「失われ」ていたのか。
その真実に迫る奇跡のドキュメンタリー『ジョン・レノン 失われた週末』は 5 月 10 日(金)より全国順次ロードショー。

コメント全文(順不同/敬称略)

ピントも合っていないし ぶれている画面も多い
しかし 見終わってみると それで疲れるわけではない
編集者をはじめスタッフの ジョン・レノンへの愛情が全てをコントロールしているからだろう
心から思った 彼にはもう少し長生きして欲しかった
久米宏(フリーアナウンサー)

ジョン・レノン 失われた週末。これはレノンファンにとっては1番知りたかった歴史。
埼玉にあったジョン・レノン美術館に行った時、失われた週末の場所が本当に失われた表現をされていた。
この映画を見て思ったのは、人間は誰でも2人以上の人物が宿っている。自由な不良少年のジョン・レノンとインテリの大人になった
ジョン・レノンの葛藤。要するにダブルファンタジーは愛であり、失われた週末は恋であったのかもしれない。
レノンが死ぬときにどちらを思い描いて天に召されたか。それはこの映画を見て想像する浪漫だ。
ダイアモンド☆ユカイ(ミュージシャン・俳優)

メイ・パンといえば、ロストウィークエンドの印象しかありませんでしたが、事実は、イマジンの撮影にもいたし、亡くなる寸前まで交流があったのですね。
びっくりするような貴重な映像や事実が、この映画には描かれてます。
そしてジョン・レノンという人間の弱さや不思議さも沢山炙り出されています。
こんなに貴重で重要なドキュメンタリーは珍しいです。
めちゃくちゃ面白いです。
ジュリアンとの交流やヨーコの不思議なコントロール
どれもが必見です。素晴らしい。
岡村靖幸(音楽家)

こんなに中身の濃い時期だったとは…。
やはり物事は一方でだけでなく、多面的に見ないと分からないと改めて思いました。
初めて見る映像も写真も沢山で、それだけでも見応え充分です。
そしてなにより、ジュリアンとジョンの関係をしっかりと繋いでくれたメイパンの行動にはホロリときました。
この時期のジョンの作品が充実なのも納得。
斉藤和義(ミュージシャン)

この映画の語り手、メイ・パンは、僕にとっては有名人だ。ジョン・レノンとオノ・ヨーコは、誰にとっても有名人だ。
彼らにとっての『失われた週末』は、各々の立場、見方で受け止め方は変わる。
戸惑うほどに複雑な心境なのは、これまでジョンやヨーコから語られる『失われた週末』ではないから。
真実の多面性。
誰にとっても真実なのは、ジョン、ヨーコの別居中、レノンと最も近しかった人間。それが、メイ・パンだということ。
その彼女が語る『失われた週末』は、彼女にとって『永遠の週末』だった。
ジョン・オノ・レノン没後44年。『ようやく真実を語れた』。映画のエンディングに放たれたメイ・パンのこの言葉に、彼女の想いが溢れていた。
安田顕(俳優)

ジョンはメイ・パンを愛し、また同時にヨーコにも、常に特別の愛情と関心、そして同時に畏怖心を持っていたのではないか、と思う。
人は同時に二人の人間を心から愛すると言う事もあるのかもしれない。
湯川れい子(音楽評論・作詞)

これまで何度も語られてきたジョン・レノンの「失われた週末」。
しかし、実際にそこにいたメイ・パンの話を聞くとことの次第は思っていたのとかなり違います。
レノン・ファンにとって欠かせない映画です。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

こんなことがあったのか!歴史を塗り替える新事実の数々!メイ・パンの著書には書かれていなかった衝撃の状況が、
鮮烈な映像の数々を伴って貴方の脳を撃つ!ビートルズ・ファン、ジョン・ファン、そして全ての音楽ファンは必見だ! 
サエキけんぞう(パール兄弟、ジョリッツ)

「失われた週末」時のこの「ジョン・レノン物語」は、多種多様な人物が登場する「ビートルズ物語」に匹敵するほどの面白さだ。女性
陣(ヨーコ、シンシア、メイ・パン)だけでなく、ポールとジュリアンもそこに絡んでくるのだから。
藤本国彦(ビートルズ研究家/字幕監修)

もしジョンが存命だったら、内容が大分違った物になっていたと思う。
ヨーコの束縛から逃れ自由になった時、それ迄したいと思っていたことを実現させてはみたものの、
ヨーコなしには、これからの方向を決められないというジレンマが、ジョンの中に見え隠れしている、と感じた。
星加ルミ子(音楽評論家/元ミュージック・ライフ編集長)

愛を求め続けたジョンが、本当の愛に包まれた時間だったのかもしれない。
メイ・パンちゃん。心が痛みました。
情報量過多。衝撃的証言。全てのビートルズファン、そしてロックファンは固唾を飲んで観るべき1本です。
藤田朋子(俳優)

ジョン・レノン 失われた週末

監督:イヴ・ブランドスタイン、リチャード・カウフマン、スチュアート・サミュエルズ 
出演:メイ・パン、ジョン・レノン、ジュリアン・レノン、ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン
2022年/アメリカ/英語/94分/カラー/1.85:1/5.1ch
原題:The Lost Weekend:A Love Story 字幕:松浦美奈 字幕監修:藤本国彦
配給:ミモザフィルムズ
© 2021 Lost Weekend, LLC All Rights Reserved
https://mimosafilms.com/lostweekend/ 

関連NEWS

  1. Alan McGee

    Alan McGee、映画『Creation Stories』の最新状況について語る

  2. ボブ・マーリー:ONE LOVE

    伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』公開を記念してミュージックキーホルダーの発売が決定

  3. 『ランディ・ローズ』ランディ直筆メッセージ(印刷)入りポストカードが特典に付いた前売券が9/9(金)より発売開始

  4. COUNT ME IN 魂のリズム

    『COUNT ME IN 魂のリズム』豪華ドラムセットやドラムスティックが当たる!キャンペーン開催決定

  5. ザ・ウォッチャーズ

    『ザ・ウォッチャーズ』奴らのルールを破ると殺される!未知なる恐怖!謎が謎を呼ぶメイン予告解禁

  6. 『オペレーション・フォーチュン』公開記念『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』全国リバイバル上映決定

  7. ウィッカーマン final cut

    ウィッカーマン final cut 大いなる性の讃歌!これぞ“元祖”奇祭映画

  8. カオス・ウォーキング

    新感覚SFエンターテイメント『カオス・ウォーキング』本編映像”初”解禁

  9. COUNT ME IN 魂のリズム

    ロック界の最高のドラマーたちにスポットを当てた映画『COUNT ME IN 魂のリズム』公開決定

  10. THE HEAD

    山下智久出演 Huluオリジナル「THE HEAD」Season1 ”地上波初”放送決定

  11. フライング・ロータス、8/16に開催される『KUSO』ジャパンプレミア上映への登壇が決定

  12. ロスト・キング 500年越しの運命

    名匠スティーヴン・フリアーズ監督×主演サリー・ホーキンス 『ロスト・キング 500年越しの運命』30秒予告編解禁

  13. ファイブ・デビルズ

    『ファイブ・デビルズ』、本編映像を解禁

  14. Motorhead

    Motorheadの映画『クリーン・ユア・クロック』、レミーの誕生日と命日などの特典を発表

  15. バッドマン

    『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』ラショーが語る、以外な撮影苦労話とは?

  1. Ringo Starr

    Ringo Starr、Paul McCartneyがワーカホリックでなければあんなに沢…

    2024.05.19

  2. Noel Gallagher

    Noel Gallagher、マンチェスター・シティの試合で一人だけ「ポズナ…

    2024.05.19

  3. Taylor Swift

    Taylor Swift、「Female rage, the musical」という言葉を商用登録…

    2024.05.19

  4. Jim Root

    SlipknotのJim Root、新ドラマーについて「他の人物を試すことはな…

    2024.05.19

  5. David Gilmour

    David Gilmour、ローマのチルコ・マッシモでライヴを行うことを発表

    2024.05.19

  6. Paul Simon

    Paul Simon、米TV番組で「Slip Slidin’ Away」を披露したパフォーマ…

    2024.05.19

  7. Flea

    Flea、デニーズへの思いをコメディ番組で語る

    2024.05.19

  8. Red Hot Chili Peppers

    RED HOT CHILI PEPPERS [The Unlimited Love Tour]2024年5月18日の…

    2024.05.18

  9. WANIMA

    WANIMA主催音楽フェス 「WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2024」…

    2024.05.18

  10. NEWDAD

    NEWDAD、10月に初来日公演が決定

    2024.05.18

  1. FUJI ROCK FESTIVAL

    FUJI ROCK FESTIVAL ’24、第6弾ラインナップを発表

    2024.05.17

  2. SUMMER

    SUMMER SONIC 2024、「Spotify RADAR:Early Noise Stage」に12組が…

    2024.05.16

  3. JOIN ALIVE

    JOIN ALIVE 2024、出演アーティスト最終発表

    2024.05.09

  4. RISING SUN ROCK FESTIVAL

    RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO 第2弾出演アーティスト発表

    2024.05.02

  5. Talking Rock! FES

    Talking Rock! FES.2024、第2弾出演アーティスト9組を発表

    2024.04.27

  6. 山人音楽祭

    山人音楽祭2024、第2弾出演アーティストにThe BONEZ、おとぼけビ〜…

    2024.04.18

  7. GREENROOM FESTIVAL

    GREENROOM FESTIVAL ’24、タイムテーブルを発表

    2024.04.16

  8. SiM主催フェス「DEAD POP FESTiVAL 2024」、出演アーティスト第二弾…

    2024.04.01

  9. Slow LIVE

    「大人のミニフェス」Slow LIVE、今年も東京・池上本門寺にて8/30(…

    2024.03.22

  10. 04 Limited Sazabys

    04 Limited Sazabys主催の野外フェス<YON FES 2024> 第1弾出演アー…

    2024.03.13