エルトン・ジョンは未発表曲60曲を含む148曲を収録したボックス・セット『ジュエル・ボックス』がリリースされることが決定している。
11月13日にリリースされる『ジュエル・ボックス』には初期のレア曲、30年にわたるシングルのB面曲、そしてベストセラーとなった2019年の公式自伝本『Me:エルトン・ジョン自伝』の中で語られていた曲が収録される。本作には、60曲の未発表曲に加え、初デジタル音源化された81曲など、膨大な数の未公開曲や未発表曲が収録される。
『ジュエル・ボックス』は8枚組で構成されており、『ディープ・カッツ』(ディスク 1 & 2)にはエルトン・ジョンが選曲を監修したベスト・コレクションが収録される。『レアリティーズ 1965 – 1971』(ディスク3、4、5)には初期の未発表曲などが収録され、『Bサイズ 1976 – 2005 』(ディスク 6 & 7)にはアルバム未収録曲とシングルB面曲が一挙収録されており、 『アンド・ディス・イズ・ミー…』(ディスク8)は公式自伝本『Me:エルトン・ジョン自伝』の中で言及している楽曲が収録される。
リリースの発表に合わせて未発表曲“Sing Me No Sad Songs”が公開されている。
『ジュエル・ボックス』についてエルトン・ジョンは次のように語っている。「『ジュエル・ボックス』を制作するに当たり、自分のこれまでのキャリアの各時代を余すところなく、ここまで詳細に掘り下げることができて、この上ないほど嬉しかったよ。長らく行方不明だった、あるいは忘れられていたこういう曲をもう一度聴き直すと、初期の頃のバーニーと僕が、理解し難いくらい、とてつもなく多作だったことが分かる。曲は黙っていても僕らの中から次から次へと溢れ出てきたし、スタジオに入ればバンドが信じられないほど凄い演奏をしてくれた。僕は何につけても自分のやることなすこと全て前に推し進めていきたいと考えているし、未来を見据えたいと思っている。だけどこのステイホーム中、それぞれの時代の記憶の中から、こういった重要な瞬間の数々を取り出し吟味する時間を持つことができて、とても楽しかったよ。僕自身、熱烈なレコード・コレクターだから、このプロジェクトには凄く胸が躍ったし、素材の収集や整理から選曲まで、これほど丁寧にキュレーションが行われ、愛情を込めて組み立てられたボックス・セットに注がれた精巧な技術のレベルには、最高に満足している。ファンの皆さんも、僕と同じように楽しんでいただけると思う」