アイアン・メイデンはニュー・アルバム『戦術』の詳細を発表している。
先日、アイアン・メイデンは6年ぶりとなる新曲“The Writing On The Wall”をリリースしており、新作のリリース発表はそれを受けてのものとなっている。
9月3日にリリースされる新作はバンドの長年のプロデューサーであるケヴィン・シャーリーとスティーヴ・ハリスの共同プロデュースのもと、パリのウィリアム・テル・スタジオでレコーディングされている。
「このアルバムに、私たちは全員興奮しているんだ」とフロントマンのブルース・ディッキンソンは語っている。「レガシー・ツアーの合間を縫って2019年初頭にレコーディングを行っていた作品で、最大限にツアーを続けることができたし、同時に素晴らしいアルバムのアートワークや特別なビデオを準備するために長い準備期間を設けることができたんだ」
「もちろん、パンデミックの影響で物事はさらに遅れてしまったけど……最善の計画を立てることができたよ、戦略的とでも言うべきかな? 曲は非常にバラエティに富んでいて、中にはかなり長い曲もある。いつもの私たちのスタイルとはかなり違う曲も1、2曲入っているし、メイデンのファンも驚くと思うよ、もちろん、それが良い驚きであって欲しいと願っているけどね!」
スティーヴ・ハリスは次のように続けている。「私たちは今回もフランスにあるウィリアム・テル・スタジオでレコーディングを行った。あのスタジオは非常にリラックスしたヴァイブを持つ場所だったからね。私たちに必要なものが全て揃っている場所なんだ。もともとあの建物は映画館として使われていたもので、天井が高く、とても素晴らしいアコースティックなサウンドを得ることができる」
「本作も、前作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』と同じ方法でレコーディングを行った。曲を作って、リハーサルをして、新鮮なうちにそのまま演奏してレコーディングするっていうやり方さ。今回のアルバムにはとても複雑な楽曲も含まれているから、思い通りのサウンドに仕上げるためにはかなりのハードワークが必要だった。非常にチャレンジングなプロセスだったけど、ケヴィンはバンドの本質を捉えることに長けているし、努力した甲斐があったと思っているよ! この結果をとても誇りに思っているし、ファンのみんなにも早く聴いてもらいたいね」
『戦術』というタイトルを冠したこの最新作にあたってアイアン・メイデンは再びマーク・ウィルキンソンを起用し、スティーヴ・ハリスのアイデアの基づいた「侍」をテーマにした壮大なジャケット・カヴァー・アートワークを創り上げた。約82分弱に及ぶ全10曲を収録したこのアルバムは、前作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』同様、2枚組のアルバムとなっている。
アルバムのトラックリストは以下の通り。
01. Senjutsu (8:20) Smith/Harris
02. Stratego (4:59) Gers/Harris
03. The Writing On The Wall (6:13) Smith/Dickinson
04. Lost In A Lost World (9:31) Harris
05. Days Of Future Past (4:03) Smith/Dickinson
06. The Time Machine (7:09) Gers/Harris
07. Darkest Hour (7:20) Smith/Dickinson
08. Death Of The Celts (10:20) Harris
09. The Parchment (12:39) Harris
10. Hell On Earth (11:19) Harris
アルバム『戦術』は2枚組CD、2枚組ブック仕様デラックス・エディション、に加え、2CD+Blu-Rayに様々なメモラビリアを封入したスーパー・デラックス・ボックスセットや、3枚組アナログ盤、デジタルといった様々なフォーマットで発売される。