リンキン・パークのマイク・シノダはシステム・オブ・ア・ダウンと初共演を果たした時のことを振り返っている。
マイク・シノダは『NME』による初めての時を尋ねたインタヴューに答えて、初めて行ったライヴはアンスラックス、パブリック・エナミー、プライマスによるライヴで、ヤング・ブラック・ティーンエイジャーズというグループがオープニング・アクトを務めていたという。
「みんなから『まさに君が最初に行ったライヴっぽいね。それで生計を立てることになったんだから』ってからかわれるんだ」とマイク・シノダは語り、友人と友人の父親と行ったこと、アイス・Tも会場に来ていて、サインをもらったことを明かしている。
初めてスターに魅了された瞬間のことを訊かれると、マイク・シノダは次のように答えている。「そんなに大袈裟なものではなくて、『言葉にならない。完全に打ちのめされた』というような感じじゃなかったんだけど、契約したばかりの地元のバンドと初めてのライヴをやった時かな。それがシステム・オブ・ア・ダウンだったんだよ」
「『この連中はすごいや。メジャー・レーベルと契約したばかりだぜ』って感じだった。オープニング・アクトをやって、何人かメンバーにも会ったけど、最高にすごい人たちだと思った。僕らより少しだけ年上でしかなかったけど、感動したね。とにかく彼らがものすごくて、感動したんだ」
先日来、マイク・シノダは世界各地のミュージシャンと2023年に発表した“Already Over”を再レコーディングする“Already Over”セッションズを行っている。
マイク・シノダはこのコラボレーションのアイディアが持ち上がった経緯について次のように『NME』に語っている。
「“Already Over”ではすべての楽器を自分で演奏したんだ。ライヴっぽいサウンドの曲になったと思った。ツアーに出るべきか? ミュージシャンたちとライヴをやるか?とも考えたけど、今はツアーをする時じゃないと分かったんだ。スタジオに残って、より音楽的なものを作りたいと思った」
「バンドを集めるわけでもなければ、ツアーに出るわけでもない。でも、ライヴはやりたかった。それで、チームの人たちと複数のセッションをやってみるというアイディアを思いついたんだ。それを“Already Over”セッションズと呼ぶことにしたんだよ」
リンキン・パークは2003年発表の『メテオラ』の20周年記念盤が昨年リリースされたが、他のアルバムも同様のことが行われる可能性についてマイク・シノダは次のように語っている。
「今のところ、計画しているものはないね。常にニュースがある時は伝えるよと言っているしね。これまではやってきたけど、正式なリイシューに対する期待というのは高いものだとも思うしね」
「ベスト盤とか、これまでの作品のリマスターとかは好きじゃないんだ。だから、リンキン・パークのアルバムをリイシューする時は大規模なものとしてやりたいね。そうしたクオリティにならないんだったら、やらないよ。素晴らしいものじゃなければ、やるべきじゃないんだ」