テイラー・スウィフトはアメリカン・ミュージック・アウォーズの授賞式で『レピュテーション』の再レコーディング・アルバムをリリースすることを発表するのではないかと噂されていたが、見送られている。
アルバム『レピュテーション』からはシングルだった“Look What You Made Me Do”の再レコーディング・ヴァージョンがドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のトレイラーで初公開されていた。
また、テイラー・スウィフトのウェブサイトではマーチャンダイズの26%オフのセールが行われていたこともあり、5月26日に何か発表があるのではないかという憶測を呼ぶことになっていた。加えて、これまでテイラー・スウィフトはアメリカン・ミュージック・アウォーズの授賞式の場を使って、リリースの発表を行ってきた。
しかし、テイラー・スウィフトは6部門でノミネートされていたものの、2025年のアメリカン・ミュージック・アウォーズの授賞式には出席していない。
テイラー・スウィフトは2020年からかつて在籍したビッグ・マシーン・レコーズとスクーター・ブラウンとの確執により過去6作品の再レコーディングを行っている。マスター音源を所有することを目的とした再レコーディング音源は「テイラーズ・ヴァージョン」と呼ばれており、通算6作目の『レピュテーション』はビッグ・マシーン・レコーズからリリースされた最後のアルバムとなっている。
ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めるエリザベス・モスは“Look What You Made Me Do”を使用したことについて次のように語っている。「この番組にテイラーの曲を使いたいと長年思っていました。そして、やっと彼女の曲に完璧な場面を見つけました。これ以上に完璧な場面も曲もないと思いますので、待たされたことを嬉しく思います」
エリザベス・モスは次のように続けている。「テイラーは個人的に大きなインスピレーションとなってきました。私自身スウィフティーですが、イヴォンヌ・ストラホフスキーをはじめ、スウィフティーズであるキャスト全員を代表して、番組の最終話付近で彼女の音楽を使うことができて光栄です」
「編集を担当するウェンディには『最後の2話でテイラー・スウィフトの曲が合う場面を見つけたい』と言っていました。第9話のオープニングで音楽の合う場面を見つけられればと思っていたのですが、この場面にこの曲を選んでくれたのは、すべてウェンディのおかげです」