ザ・1975はグラストンベリー・フェスティバルのステージに「出演料の4倍の経費を費やしている」と報じられている。
ザ・1975は現地時間6月27日に会場となるワージー・ファームで2025年では唯一となるライヴを行う予定となっている。ザ・1975はニール・ヤング、オリヴィア・ロドリゴと共に今年のグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めることになる。
今回、『テレグラフ』紙は「特別にデザインされたステージ・セット」は非公開の出演料に対して「4倍」の制作費がかけられていると報じている。
ザ・1975のステージ・セットはどんどん大掛かりなものとなっていて、前回のワールド・ツアーではマディソン・スクウェア・ガーデン公演では「実際の2階建ての家よりも大きな」サイズのセットを採用している。2023年に行われたフィンズベリー・パーク公演では「シットコム風のリヴィング・ルーム」をステージに再現している。
ザ・1975によるグラストンベリー・フェスティバルへの出演は2024年3月に終わったワールド・ツアー以来のライヴとなる。バンドは「スティル…アット・ゼア・ヴェリー・ベスト」ツアーを終えて「無期限活動休止」に入ることを発表していた。
バンドのマネージャーであるジェイミー・オーボーンはグラストンベリー・フェスティバル出演について「大きなライヴだよ。今年やる唯一のライヴなんだ」と語っている。「マット・ヒーリーはこれしかやらないというのがパワフルなことになると考えた。僕も全面的に同意した。よくそうしているようにね」
ザ・1975はライヴへの復帰を発表して以降、バンドのロゴを変更して、ソーシャル・メディアのプロフィール画像を更新しており、新たな季節の到来を予告しているのではないかと見られていた。
ジェイミー・オーボーンは2022年発表の『外国語での言葉遊び』に続くニュー・アルバムについても語っている。「今はレコードを作っているんだ。いつ出ることになるかは分からないけど、作っている最中なんだよ」
ジェイミー・オーボーンは新作について「既に桁外れのレコードになっている」として「絶えず会話をしている」と続けている。「彼らは時間をかける権利を得たと思うんだ。世界で聴かれることになるからね。ふさわしいものじゃないといけないんだよ」