ウィーザー、開頭手術中に“Island in the Sun”を歌っていた少女を来年の公演のステージに招待

ウィーザーは脳の手術中にバンドの“Island in the Sun”を歌っていたことが話題となったキラ・イアコネッティを2019年の公演のステージに招待すると呼びかけている。

ミュージカルの劇場に出演しながらミュージシャンを目指しているという19歳のキラ・イアコネッティは先日、音楽を聴いたり歌ったりする際に発作を起こすようになって、てんかんを患っていることが判明したのだという。「電気のスイッチのような感じで、脳の中でスイッチが押されて、突然音感を失ってしまうの。歌えなくなってしまうのよ。音楽に言葉が追い付かなくなってしまうの」とキラ・イアコネッティは自身の症状の深刻さについて語っている。

キラ・イアコネッティはその後、主治医たちによって治療法として覚醒下開頭手術が提案され、歌った時に脳のどの部分が使われているのかを判断するために、麻酔をしながらも覚醒した状態で歌を歌いながらの手術が行われている。

キラ・イアコネッティは歌いながら行った覚醒下開頭手術の映像が公開されており、彼女はその中でウィーザーが2001年にリリースした“Island in the Sun”を歌っている。この曲を選んだ理由については、自身が生まれた場所であるハワイを思い出すことと、「自分の脳をコントロールできない(“I can’t control my brain”)」という歌詞が入っていることが理由に挙げられている。

手術の様子はこちらから。

手術は見事に成功し、手術を行ったシアトル小児病院によれば、キラ・イアコネッティ手術から48時間後には病室のベッドでギターを弾きながら歌を歌えるまでに回復したという。

ウィーザーはキラ・イアコネッティのニュースに反応を示しており、来春の公演でステージに招待すると彼女に呼びかけている。「一早い回復を祈っているよ、キラ! ぜひ春の公演でステージに参加して欲しいな。ダイレクト・メッセージを送ってよ。実現させよう」とウィーザーはツイートしている。

ウィーザーは先月、『ブラック・アルバム』のリリースをついに発表している。フロントマンのリヴァース・クオモは以前、『NME』に対して『ブラック・アルバム』は「ダーク」で、「より実験的で、非常にネガティヴ」なものになると語っている。

関連NEWS

  1. Weezer

    Weezer、『SZNZ: Winter』より新曲「I Want A Dog」の音源が公開

  2. Weezer

    Weezer、最新EP『SZNZ: SUMMER』より「Records」の音源が公開

  3. ウィーザー、『ブラック・アルバム』の詳細を発表&新曲“Zombie Bastards”を公開

  4. Weezer

    Weezer、四季のEP第一弾『SZNZ:スプリング』がリリース

  5. Weezer

    Weezer、米TV番組で新作『ブラック・アルバム』からの楽曲を披露した映像が公開

  6. Weezer

    Weezer、映画『スペル』に提供した“California Snow”のMVが公開

  7. Weezer

    WeezerのRivers Cuomo、ネットフリックスのアニメ番組に提供した主題歌が公開

  8. Weezer

    Weezer、来たる新作よりリード・シングル「All My Favorite Songs」がMVと共に公開

  9. Weezer

    Weezerのリヴァース・クオモ、「サタデー・ナイト・ライヴ」で自身のコントがあったことに言及

  10. Rivers Cuomo

    WeezerのRivers Cuomo、プログラミング講座のプロジェクトで2655のデモ音源を公開

  11. Green Day、Fall Out Boy、Weezer

    Green Day、Fall Out Boy、Weezer、共同ツアー遂に発表&新曲を公開

  12. Rivers Cuomo

    Rivers Cuomo、デモ音源を聴ける独自のストリーミング・アプリを公開

  13. Rivers Cuomo

    WeezerのRivers Cuomo、ミュージカル映画に取り組んでいることが明らかに

  14. Rivers

    WeezerのRivers、作曲を手掛けた映画『The Space Between』のサントラが公開

  15. Weezer

    Weezer、新作『Van Weezer』の日本盤が5月7日にリリース