ザ・ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインの伝記映画『ミダス・マン』はポスト・プロダクションの作業を仕上げるために3人目の監督が起用されている。
『デッドライン』の報道によれば、2021年から製作が始まった災難続きの本作は映画のポスト・プロダクションを手掛けるために新しい監督が起用されたという。今年公開の『ジキル博士』を手掛けたジョー・スティーヴンソンが前任のサラ・シュガーマンを引き継ぐことが明らかになっている。
『デッドライン』によれば、サラ・シュガーマンは創作面での違いやスケジュールの問題でこのプロジェクトを去ることになったとのことで、ジョー・スティーヴンソンは次のように述べている。
「『ミダス・マン』の監督の話を打診された時、二の足を踏む必要はありませんでした。ここ12ヶ月は壮大なる道のりで、キャストやクルーには感謝しきれません。ブライアン・エプスタインの物語は語られるべきものですが、大きなスクリーンに届けることができて光栄です」
現在、映画『ミダス・マン』は製作の最終段階にあるが、正式な公開日についてはまだ決定していない。
映画『ミダス・マン』については前任のヨナス・アカーランドが撮影を「中断」して離脱したためにサラ・シュガーマンが引き継ぐ形となっていた。
映画『ミダス・マン』はザ・ビートルズが世界的に成功を収めた爆発的な人気の中で起こしたカルチャー面での革命においてブライアン・エプスタインが果たした役割を追ったもので、『王への手紙』への出演で知られるジョナ・リースがジョン・レノンを演じ、ニュー・ホープ・クラブのブレイク・リチャードソンがポール・マッカートニーを演じる。
アラン・マッギーの伝記映画『クリエイション・ストーリーズ』でリアム・ギャラガーを演じたレオ・ハーヴェイ・エレッジがジョージ・ハリスンを演じ、キャンベル・ウォレスがリンゴ・スターを演じる。また『ピーキー・ブラインダーズ』への出演で知られるアダム・ローレンスがオリジナルのザ・ビートルズのドラマーであるピート・ベストを演じる。
先日、ザ・ビートルズについては初期のベーシストを務めたチャールズ・“チャス”・ニュービーが亡くなったことが報じられている。享年81歳だった。
チャールズ・“チャス”・ニュービーは1960年後半に非常に短期間の間、スチュアート・サトクリフが参加できないためにザ・ビートルズのベーシストを担当していた。スチュアート・サトクリフはその後翌年7月に脱退するまでザ・ビートルズでの活動を再開している。チャールズ・“チャス”・ニュービーはザ・ビートルズ初の左利きのベーシストで、その後にはギタリストからベーシストに転身したポール・マッカートニーが続くことになる。