ニール・ヤングは今年クレイジー・ホースとのツアーをキャンセルしたことについてコメントしている。
今年6月、ニール・ヤングは「ニール・ヤング・アーカイヴス」のウェブサイトで残りのツアー日程をキャンセルすることを発表している。ブログの投稿で、ニール・ヤングはデトロイトのパイン・ノブ・ミュージック・シアター公演の後、数人が病気になったことで「予期せず休止」になったと述べている。
今回、ニール・ヤングは「ニール・ヤング・アーカイヴス」の会員向けZoom配信でニール・ヤングはクレイジー・ホースとのツアーをキャンセルした件について触れ、ツアー前とツアー中の心境について語っている。「絶好調だったし、順調に進んでいた。みんな、ライヴのことは気に入っていた。でも、ある朝、バスで起きたら『これは無理だ。ストップしないと』となったんだ。ステージに上がることを考えると、気分が優れなかったんだよ」
ニール・ヤングは次のように続けている。「自分の身体が『ツアーを止めないと』と言っていた。それで自分の身体に耳を傾けてみたんだ。そこからは法律の問題も出てきた。『あれもしないといけないし、これもしないといけない。みんなはチケットを買っているから、こういうことになるだろう』ってね。それは理解できた。自分にとって大きかったのは演奏としての技、音楽のことだ。そこが問題だった。みんなが愛してくれて、観に来てくれるものはそれだからね。それを実現できないようであれば、自分がやることはできない。私の身体がやってはいけないと言っていたんだ」
ニール・ヤングは今の体調とクレイジー・ホースのメンバーの健康状態について次のように続けている。「でも、今はもう一度できそうだなと感じ始めていて、素晴らしい調子なんだ。クレイジー・ホースも全員じゃないからね。何人か病気になったんだけど、まだ全員が回復はしていないけれど、クレイジー・ホースも戻ってくる。そうしたら、もっとライヴをやっていくよ」
より長いツアーに出ることについてニール・ヤングは次のように語っている。「まだ公演は発表していないけど、ほとんどが以前にやったことのあるシアターで、小さめの劇場で、自分がアコースティックを少しやった後にバンドが出てくるというものなんだ。おそらく東海岸になって、そこからはミシガン州やオハイオ州に向かって、あと数公演をやると思う。マラソンみたいなものにはならない。2時間10分にわたってクレイジー・ホースみたいなロックンロールをやるものにはならないよ」
先日、ニール・ヤングはステージに復帰することが発表されている。ニール・ヤングは9月に開催されるファーム・エイド・フェスティバルに出演することが決定している。今年のファーム・エイド・フェスティバルはニューヨーク州サラトガ・スプリングスにあるサラトガ・パフォーミング・アーツ・センターで9月21日に開催される。
また、ニール・ヤングは1969年にクレイジー・ホースと共にレコーディングされた初期音源集『アーリー・デイズ』がリリースされている。